ソーシャル ワーク と は。 日本ソーシャルワーク学会

ソーシャルワークの価値と倫理(社会福祉援助技術レポート)

ソーシャル ワーク と は

が援助を行う際、指針とすべき専門職の価値と倫理がある。 人間の尊厳、社会正義などの専門職の価値と、そこから導かれる倫理原則である。 こうした専門職の価値と倫理は、倫理綱領として明文化されている。 倫理綱領には、「人間は生まれながらに平等であること、またかけがえのない存在であること、一人ひとり違った素晴らしさと可能性を秘めている」、「偏見や差別をなくし、常に社会や組織、人々が公正であるよう働きかけるべきである」などの指針が盛り込まれている。 このような価値を根底におき、は、社会正義を実現し、あらゆる者の人権尊重と、特に弱者の権利を擁護する。 すなわち、の価値とは、が時代に関係なく求め続けてきた、人間観と社会観を集約したものである。 を行うにあたって、上記のようなことが求められる背景には、競争社会による弊害があります。 現代の競争社会は、強者が弱者の権利を侵害するという不正義で満ちあれています。 多数決、多数派が正義とされれば、少数派や競争すらできない人のはありません。 ですので、は、社会正義の実現のため、競争社会で「強者」になれなかった人たちの権利を擁護し、それぞれがもっている可能性を実現できるよう働きかけることを使命としているのです。 それが専門職として、が自身の根底におかなければならない価値です。 【援助技術論1-1】 が援助を行う際、指針とすべき専門職の価値と倫理がある。 人間の尊厳、社会正義などの専門職の価値と、そこから導かれる倫理原則である。 こうした専門職の価値と倫理は、倫理綱領として明文化されている。 は利用者の評価に際して、人間がもつ状況的な違いは個性や境遇であり、決して優劣ではない事、さらに、人間は生来、平等でかけがえのない存在ある事を強く確信し、同時に、人間は平等でかけがえのない存在でありながらも、違った個性と多様性をもっている事を認識する必要がある。 それは、文化的違いと多様性を尊ぶ事であり、様々な利用者に同じ熱意で援助を行うべきである。 加えて、利用者の利益を最優先に考えるという倫理観に立ち、自分や同僚の援助を点検し、必要であれば厳しく戒め合うべきであり、その繰り返しが専門職としての評価を高めるのである。 次に、援助技術において、援助関係を取り結ぶ際に活用しなければならない原理、原則がある。 この場合の原理とは、援助技術を展開する際に基礎となる本質的な概念であり、原則とは、原理から導き出され、援助関係において適用可能な共通の法則である。 よって、原理は原則の上位概念であり、一次的原理、二次的原理、三次的原理からなる。 一次的原理は、専門的援助関係の基本原理であり、人間の尊厳・個人の尊重重視の原理である。 二次的原理は、専門的援助関係の価値原理であり、個別化の原理、主体性尊重の原理、変化の可能性の原理の3つから構成される。 三次的原理は、専門的援助関係をさらに具体化したもので、専門的援助関係の展開原理である。 以理はいくつかの原則が構成要素となっており、ティックの7原則も含まれる。 原則には予定調和的原則、選択意思の尊重の原則、自立性尊重の原則、自己決定の原則、受容の原則、非審判的態度の原則、統制された情緒関与の原則、秘密保持の原則、参加の原則、意識化の原則、援助の原則、援助システム維持・強化の原則、援助システムと関連システムの連携・調整の原則などがある。 の専門性を構成する重要な要素として、専門職の価値と倫理、専門的知識、専門的技術の3つが挙げられる。 専門職の価値と倫理とは、目には見えにくいが、非常に重要な働きをし、が行動するための動機づけ、活力、方向性を与えてくれるものである。 これがなければ、非人道的、非福祉的なものに負けてしまうであろう。 専門的知識とは、一般知識と同様、積み重ねるものであり、専門職としての学術的な強さと信頼性が生まれる源である。 専門的技術とは、積み重ねた知識から生まれる様々な固有の技術である。 この3つがバランスよく保たれているとき、は成長し、多くの問題から社会や人々を守る働きをするのである。 における倫理、原理、原則と、専門性との関係は密接であり、不可欠である。 の専門的な援助過程は、一定の方式、手法に従って進められるが、その基本となるものは利用者と援助者の専門的な人間関係である。 これを機軸に、個人と環境との関係に関わりをもちながら、様々な技術、技能を活用しつつ、援助過程が展開される事になる。 そのためには面接法と観察法を習熟しなければならない。 利用者と最初から本格的な人間関係が形成される事はなく、面談の回数を重ねていくうちにと呼ばれる信頼関係が深まっていき、意思疎通や情報交換が円滑に行われるようになっていくのである。 として・・・ レポート原文1579字 endertalker.

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ソーシャルワークの価値と倫理(社会福祉援助技術レポート)

ソーシャル ワーク と は

ソーシャルワークとは、個人やグループ、社会的共同体のクォリティオブライフ(QOL)および人間の福利 ウェル・ビーイング について、研究、政策策定、共同体開発、直接的アプローチ、危機介入などの手法によって、貧困などの社会的不利益へは幸福やセキュリティの向上、身体・精神的な障害へは心理社会的ケアの提供を行うという特質があります。 また、社会的不公正へは社会改革の提示、自由権や人権を脅かす物へは社会的抱合を計る、職業および学術分野という特質もあります。 日本語では社会援助技術と呼び、直接人と接して行う援助とそうではないものがあり、直接実践する援助で個人が対象となる援助技術をケースワーク、集団への援助技術をグループワークと呼びます。 ソーシャルワークによる日常生活の問題解決は難しい ソーシャルワークが専門職として成立していく過程において、主要な3方法であるケースワーク、グループワーク、コミュニティワーク(オーガニゼーション)は特質を活かして、独自の発展、固有の発達を遂げました。 しかし、その専門分化した方法により問題の原因を特定しそれを除去する、といった狭い視野に基づく方法では、問題の全体像を把握できず、幾重もの要素が絡み合う利用者の日常生活における問題を根本的には解決できませんでした。 そのため、3方法の共通基盤を明らかにし、ソーシャルワーク実践を全体的に捉えるのが重要となってきたのです。 社会福祉援助技術の統合での3つの形態の1つが派生したものがジェネラリストソーシャルワーク 社会福祉援助技術の統合化には、段階的に3つの形態が含まれます。 伝統的な方法を前提とする統合の初期的段階であるコンビネーションアプローチ、伝統的な方法の区別を残した上でそれらに共通した価値、知識、介入のレパートリーを明らかにするマルチメソッドアプローチ、そして伝統的な区分を排除し、包括的でシステマティックな実践のための理論について、一般システム論を用いて体系化しようとするジェネラリストアプローチがあります。 ジェネラリストアプローチは、ソーシャルワークが専門職として社会的な認知を得る過程で多様化し、人と環境、その交互作用を包括的に捉えるのが本来の意義であるとされ、ジェネラリストソーシャルワークへ派生しました。 ジェネラリストソーシャルワークの援助過程を明確にすれば援助概念の具体的展開の開示となる ジェネラリストソーシャルワークの援助過程を明確にすることは、先述の3方法の完全融合、クライアント(福祉サービス利用者)本人の気づきに添った解決への取り組みの展開が主軸となる旨の強調、ポジティブなものの見方、構成要素として指摘される人間の多様性、交互作用、エコシステム、ストレングス、マルチパーソンクライアントシステムといった援助概念の具体的展開の明示なります。 次に、具体的展開について、ジェネラリストソーシャルワークの援助過程としての特質をまとめました。 ジェネラリストソーシャルワークを構成する救援過程には4つの特質がある ジェネラリストソーシャルワークの援助過程として4つの特質があり、アセスメント、プランニング、アクション、エバリュエーションで構成されています。 アセスメントは必要な情報の見極めと収集、問題の把握と分析と意味づけ、プランニングへの展開といった多面的な内容を含んでいるという特質があります。 そして、プランニングの特質はソーシャルワークの重要な専門技術の1つとして位置付けられるべき、アセスメントの内容を受けてアクション(実践)に向けての具体化です。 アクション(実践)はニーズの充足と問題解決に向けて具体的に取り組み、エバリュエーションの特質はふさわしい方法の開発が課題として残されている、ジェネラリストソーシャルワークを評価する手法となります。 ジェネラリストの特質に繋がる部分で実践レベルにまで落とし込めていない点は多い ジェネラリストソーシャルワークの理論体系には、まだまだ発展途上の特質部分が残されています。 分離した形で整理されてきた2つの概念をジェネラリストソーシャルワークという枠組みでもって融合しよう、というベクトルを内包しており、単なる合体ではないという特質です。 具体的にはジェネラリストの特質につながる「価値 基盤 と実践」「個と地域」「フォーマルとインフォーマル」「直接と間接」といった完全に整合性が付く形にまで昇華されていない、実践レベルにまで落とし込めていない点も多い要素です。 これらの融合について、より精緻な説明ができれば、ジェネラリストソーシャルワークの特徴を活かした実践は質的に高まると専門家は見ています。 ジェネラリストソーシャルワークの4つの特質に根差した理論的変化は今後の実践の質向上に関わってくる 日本の近年の社会福祉実践動向において、地域を基盤とした地域総合相談および権利擁護活動、地域密着型支援等の援助が重視されるようになっています。 クライアント 福祉サービス利用者 を単なる「個人」としてとらえるのではなく、地域社会の構成要素の1つとして再評価し、影響も考えるとともに、地域社会に対しての実践が重要となります。 社会の動向や福祉ニーズなどに呼応する理論的変化は、ジェネラリストソーシャルワークの特質に根ざしたものとなると専門家はみており、ソーシャルワーカーたちがジェネラリスト的な思考ができるかどうかで、実践の質が大きく変わるとみています。 こちらもあわせて読みたい!.

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司法ソーシャルワーク研究所

ソーシャル ワーク と は

私たちは、刑事裁判においてより充実した審理を行うことが、被告人の社会復帰のため必要であると考えます。 被告人の確実な立ち直りは、間違いなく社会の安全を生み出します。 私たちの研究所は、ソーシャルワークの理念、知識、方法・技術を駆使して、福祉的支援を必要とする被疑者・被告人、少年の権利擁護を行うことを目的として活動します。 私たちにできる活動• 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人、少年に対する個別事例のケース支援• ケース支援を担う人材の育成• 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人、少年を支える社会資源の開拓• 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人、少年の権利擁護のための、司法・福祉・医療・心理・教育等のネットワークの構築• 福祉的支援を必要とする被疑者・被告人、少年の権利擁護に関する研究、情報発信、啓発• その他関連する事業 あいさつ 私は、2009年5月21日の裁判員裁判開始後、その審理が市民の期待に応える充実したものになるようにという願いを込めて、「裁判員裁判のための対人援助専門職ネットワーク」を結成しました。 この会の設立時、私は次のように考えました。 「被告人と犯罪行為が科学的、社会的に解明され、被告人立ち直りの方策が視野に入った審理が行われなければならない。 そのために対人援助専門職(臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、同領域の研究者)が刑事裁判に関与する必要があるのではないか。 」 そして実際、この10年の間に、刑事裁判において対人援助専門職が何らかの鑑定を行い、資料を提出し、また法廷で証言するというような事例は増えました。 そして、私の呼びかけに応じてくれた対人援助専門職、弁護士とともに実際に体験した裁判例の研究会を継続してきました。 司法ソーシャルワーク研究所の設立は、このネットワークの活動の延長上にあります。 組織体制をしっかり整え、法律専門職と共に次の時代の刑事裁判を創り出していきたいものです。 私たち研究所は、一足先に誕生した「司法心理研究所」(橋本和明代表理事)とも連携・協力関係を保ちつつ、切磋琢磨し、よりよい刑事裁判のために寄与したいと考えています。 2019年11月22日 代表理事 藤原正範.

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