女御 現代仮名遣い。 * 若紫1 学習プリント

参う上りたまふにも 017 ★☆☆

女御 現代仮名遣い

「黒=原文」・ 「赤=解説」・ 「青=現代語訳」 原文・現代語訳のみはこちら 問題はこちら 改訂版はこちら いづれの 御時(おほんとき) に か。 御時=御代、天皇の代、 に=断定の助動詞「なり」の連用形、接続は体言・連体形、「~である」 か=係助詞、係り結びの省略がおこっている。 省略されているのは「ありけむ」。 「~にや(あらむ・ありけむ)」「~にか(あらむ・ありけむ)」という形でよく出てくる。 訳は「~であるのだろうか・あったのだろうか」。 「けむ」は過去推量の助動詞。 いつの帝の御代であっただろうか、 女御(にようご)、 更衣(かうい)あまた さぶらひ 給ひ けるなかに、 女御=天皇が囲っている女性、高位の女官、更衣よりも上 さぶらふ=ハ行四段、謙譲語、お仕え申し上げる、動作の対象である天皇を敬っている 給ふ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、動作の主体である女御・更衣を敬っている ける=過去の助動詞「けり」の連体形、接続は連用形 女御や更衣の方が、大勢お仕え申し上げていらっしゃった中に、 いと やんごとなき 際(きは) にはあら ぬが すぐれて 時めき 給ふありけり。 ちなみに、直後に「人」が省略されているため連体形となっている。 「~していらっしゃる人」 それほど高貴な身分ではない人で、格別に帝のご寵愛を受けていらっしゃる方があった。 はじめより、我はと 思ひあがり 給へ る御かたがた、 思ひあがる=ラ行四段、自負する、気位を高く持つ 給へ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、動作の主体である御方々(女御たち)を敬っている る=完了の助動詞「り」の連体形、接続はサ変なら未然形・四段なら已然形、直前に四段の已然形があることから判断できる、直後に体言が来ていることから連体形だと考えて活用から判断してもよい。 最初から私こそは(帝のご寵愛を得る)と自負していらっしゃった女御の方々は、 めざましきものに 貶(おと)しめ 妬(そね)み 給ふ。 めざまし=形容詞シク活用、すばらしい、心外だ、気にくわない おとしむ=マ行下二段、見下げる、さげすむ そねむ=マ行四段、羨ましくて憎く思う、ねたむ 給ふ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、動作の主体である御方々(女御たち)を敬っている (格別のご寵愛を受けているこの更衣のことを)心外な存在として軽蔑したり嫉妬したりなさる。 同じ程、それより 下臈(げらふ)の更衣たちは、まして やすから ず。 下臈=身分の低い者 やすし=形容詞ク活用、易しい、安らかである ず=打消しの助動詞「ず」の終止形、接続は未然形 (この更衣と)同程度、あるいはそれより低い身分の更衣たちは、(女御たちにも)まして心中穏やかでない。 朝夕の宮仕につけても、人の心をうごかし、恨みを負ふ 積り に やあり けむ、 積る=名詞、積もること、見積もり に=断定の助動詞「なり」の連用形、接続は体言・連体形 や=疑問・反語の係助詞、結び(文末)は連体形となる、ここでは「けむ」 けむ=過去推量の助動詞「けむ」の連体形、接続は連用形、係助詞「や」の結びとなっている 日常のおそば勤めにつけても、周りの人の心を動かしてばかりいて、恨みを受けるのが積み重なったからであったろうか、 いと あつしくなりゆき、 物心細げに 里がちなるを、 あつし(篤し)=形容詞シク活用、病気が重い、危篤の状態だ 物心細げなり=形容動詞ナリ活用、なんとなく心細い、頼りなく不安である 里がちなり=形容動詞ナリ活用、実家に帰っていることの多い様子、直後に「こと」が省略されているため連体形になっている。 (更衣は)ひどく病弱になってゆき、なんとなく心細そうな様子で実家に帰りがちであることを、 いよいよ 飽かず あはれなるものに おぼほして、 いよいよ=副詞、なおその上、ますます、とうとう 飽く=カ行四段、満足する、飽き飽きする あはれなり=形容動詞ナリ活用、しみじみと心を動かされる、しみじみとした趣がある、かわいい、いとしい おぼほす=サ行四段、尊敬語、お思いになる、動作の主体である帝を敬っている (帝は)ますます飽き足らず愛しい者とお思いになって、 人の 譏(そし)りをも え 憚ら せ 給はず、 そしり=そしること、非難 え=副詞、「え~ず(打消)」で「~することはできない」ないという形で使われることが多い。 憚る=ラ行四段、障害があっていき悩む、進めないでいる せ=尊敬の助動詞「す」の連用形、直後に尊敬語が来ているため使役か尊敬の文脈判断をし、尊敬だと判断する。 動作の主体である帝を敬っている。 給ふ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、上記の「せ」とともに二重敬語となって帝を敬っている。 人々の非難を気兼ねなさることもできず、 世の 例(ためし)にもなり ぬ べき 御もてなし なり。 例=名詞、先例、話の種、手本 ぬ=強意の助動詞「ぬ」の終止形、接続は連用形、基本的には完了の意味として使われるが、完了・強意の助動詞「つ・ぬ」の直後に推量系統の助動詞(む・べし・らむ・まし)などが来ている時には、強意の意味で使われる。 「強意+推量」「きっと~だろう」 べき=推量の助動詞「べし」の連体形、接続は終止形(ラ変なら連体形) 御もてなし=名詞、ふるまい、とりはからい、待遇、 なり=断定の助動詞「なり」の終止形、接続は体言・連体形 世の語り草にもなってしまいそうなおふるまいである。 公家や殿上人たちもなんとなく目を背けるという状態で、 いと まばゆき 人の御おぼえ なり。 人の御おぼえ=人は「桐壷の更衣」のことで、御おぼえとは「帝のご寵愛を受けること」である、「桐壷の更衣へのご寵愛」 なり=断定の助動詞「なり」の終止形、接続は体言・連体形 本当にまぶしいまでのこの更衣へのご寵愛ぶりである。 もろこしにも、 かかる 事の起りに こそ世も乱れ あしかり けれと、 もろこし=中国 かかる=連体詞、このような、こういう、ここでいう「このような」とは「人々の批判にも耳を傾けず、国の王が一女性への愛に溺れるといったこと」である 事の起こり=原因・契機、事(名詞)、の(格助詞)、起こり(名詞) こそ=強調の係助詞、結び(文末)は已然形、ここでは「けれ」が結びとなっている。 「もろこし~あしかりけれ」には本来、鉤括弧「」が書かれていて省略されているため、けれの部分が文末扱いとなる。 「強意+推量」「きっと~だろう」 べく=推量の助動詞「べし」の連用形、接続は終止形(ラ変なら連体形) に=接続助詞、「を・に・ば・ば・ど・も・が」が使われた直後に主語が変わる可能性がある、ここでは次の文から主語が桐壷の更衣に変っている。 楊貴妃の前例までも引き合いに出しそうなほどになっていくので、 いと はしたなきこと多かれ ど、 かたじけなき 御心ばへ の 類なきを たのみにて 交らひ 給ふ。 続きはこちら 問題はこちら 改訂版はこちら lscholar.

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うつほ物語

女御 現代仮名遣い

「黒=原文」・ 「赤=解説」・ 「青=現代語訳」 原文・現代語訳のみはこちら 問題はこちら 改訂版はこちら いづれの 御時(おほんとき) に か。 御時=御代、天皇の代、 に=断定の助動詞「なり」の連用形、接続は体言・連体形、「~である」 か=係助詞、係り結びの省略がおこっている。 省略されているのは「ありけむ」。 「~にや(あらむ・ありけむ)」「~にか(あらむ・ありけむ)」という形でよく出てくる。 訳は「~であるのだろうか・あったのだろうか」。 「けむ」は過去推量の助動詞。 いつの帝の御代であっただろうか、 女御(にようご)、 更衣(かうい)あまた さぶらひ 給ひ けるなかに、 女御=天皇が囲っている女性、高位の女官、更衣よりも上 さぶらふ=ハ行四段、謙譲語、お仕え申し上げる、動作の対象である天皇を敬っている 給ふ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、動作の主体である女御・更衣を敬っている ける=過去の助動詞「けり」の連体形、接続は連用形 女御や更衣の方が、大勢お仕え申し上げていらっしゃった中に、 いと やんごとなき 際(きは) にはあら ぬが すぐれて 時めき 給ふありけり。 ちなみに、直後に「人」が省略されているため連体形となっている。 「~していらっしゃる人」 それほど高貴な身分ではない人で、格別に帝のご寵愛を受けていらっしゃる方があった。 はじめより、我はと 思ひあがり 給へ る御かたがた、 思ひあがる=ラ行四段、自負する、気位を高く持つ 給へ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、動作の主体である御方々(女御たち)を敬っている る=完了の助動詞「り」の連体形、接続はサ変なら未然形・四段なら已然形、直前に四段の已然形があることから判断できる、直後に体言が来ていることから連体形だと考えて活用から判断してもよい。 最初から私こそは(帝のご寵愛を得る)と自負していらっしゃった女御の方々は、 めざましきものに 貶(おと)しめ 妬(そね)み 給ふ。 めざまし=形容詞シク活用、すばらしい、心外だ、気にくわない おとしむ=マ行下二段、見下げる、さげすむ そねむ=マ行四段、羨ましくて憎く思う、ねたむ 給ふ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、動作の主体である御方々(女御たち)を敬っている (格別のご寵愛を受けているこの更衣のことを)心外な存在として軽蔑したり嫉妬したりなさる。 同じ程、それより 下臈(げらふ)の更衣たちは、まして やすから ず。 下臈=身分の低い者 やすし=形容詞ク活用、易しい、安らかである ず=打消しの助動詞「ず」の終止形、接続は未然形 (この更衣と)同程度、あるいはそれより低い身分の更衣たちは、(女御たちにも)まして心中穏やかでない。 朝夕の宮仕につけても、人の心をうごかし、恨みを負ふ 積り に やあり けむ、 積る=名詞、積もること、見積もり に=断定の助動詞「なり」の連用形、接続は体言・連体形 や=疑問・反語の係助詞、結び(文末)は連体形となる、ここでは「けむ」 けむ=過去推量の助動詞「けむ」の連体形、接続は連用形、係助詞「や」の結びとなっている 日常のおそば勤めにつけても、周りの人の心を動かしてばかりいて、恨みを受けるのが積み重なったからであったろうか、 いと あつしくなりゆき、 物心細げに 里がちなるを、 あつし(篤し)=形容詞シク活用、病気が重い、危篤の状態だ 物心細げなり=形容動詞ナリ活用、なんとなく心細い、頼りなく不安である 里がちなり=形容動詞ナリ活用、実家に帰っていることの多い様子、直後に「こと」が省略されているため連体形になっている。 (更衣は)ひどく病弱になってゆき、なんとなく心細そうな様子で実家に帰りがちであることを、 いよいよ 飽かず あはれなるものに おぼほして、 いよいよ=副詞、なおその上、ますます、とうとう 飽く=カ行四段、満足する、飽き飽きする あはれなり=形容動詞ナリ活用、しみじみと心を動かされる、しみじみとした趣がある、かわいい、いとしい おぼほす=サ行四段、尊敬語、お思いになる、動作の主体である帝を敬っている (帝は)ますます飽き足らず愛しい者とお思いになって、 人の 譏(そし)りをも え 憚ら せ 給はず、 そしり=そしること、非難 え=副詞、「え~ず(打消)」で「~することはできない」ないという形で使われることが多い。 憚る=ラ行四段、障害があっていき悩む、進めないでいる せ=尊敬の助動詞「す」の連用形、直後に尊敬語が来ているため使役か尊敬の文脈判断をし、尊敬だと判断する。 動作の主体である帝を敬っている。 給ふ=補助動詞ハ行四段、尊敬語、上記の「せ」とともに二重敬語となって帝を敬っている。 人々の非難を気兼ねなさることもできず、 世の 例(ためし)にもなり ぬ べき 御もてなし なり。 例=名詞、先例、話の種、手本 ぬ=強意の助動詞「ぬ」の終止形、接続は連用形、基本的には完了の意味として使われるが、完了・強意の助動詞「つ・ぬ」の直後に推量系統の助動詞(む・べし・らむ・まし)などが来ている時には、強意の意味で使われる。 「強意+推量」「きっと~だろう」 べき=推量の助動詞「べし」の連体形、接続は終止形(ラ変なら連体形) 御もてなし=名詞、ふるまい、とりはからい、待遇、 なり=断定の助動詞「なり」の終止形、接続は体言・連体形 世の語り草にもなってしまいそうなおふるまいである。 公家や殿上人たちもなんとなく目を背けるという状態で、 いと まばゆき 人の御おぼえ なり。 人の御おぼえ=人は「桐壷の更衣」のことで、御おぼえとは「帝のご寵愛を受けること」である、「桐壷の更衣へのご寵愛」 なり=断定の助動詞「なり」の終止形、接続は体言・連体形 本当にまぶしいまでのこの更衣へのご寵愛ぶりである。 もろこしにも、 かかる 事の起りに こそ世も乱れ あしかり けれと、 もろこし=中国 かかる=連体詞、このような、こういう、ここでいう「このような」とは「人々の批判にも耳を傾けず、国の王が一女性への愛に溺れるといったこと」である 事の起こり=原因・契機、事(名詞)、の(格助詞)、起こり(名詞) こそ=強調の係助詞、結び(文末)は已然形、ここでは「けれ」が結びとなっている。 「もろこし~あしかりけれ」には本来、鉤括弧「」が書かれていて省略されているため、けれの部分が文末扱いとなる。 「強意+推量」「きっと~だろう」 べく=推量の助動詞「べし」の連用形、接続は終止形(ラ変なら連体形) に=接続助詞、「を・に・ば・ば・ど・も・が」が使われた直後に主語が変わる可能性がある、ここでは次の文から主語が桐壷の更衣に変っている。 楊貴妃の前例までも引き合いに出しそうなほどになっていくので、 いと はしたなきこと多かれ ど、 かたじけなき 御心ばへ の 類なきを たのみにて 交らひ 給ふ。 続きはこちら 問題はこちら 改訂版はこちら lscholar.

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源氏物語について

女御 現代仮名遣い

本文 尼君、髪をかきなでつつ、尼君『けづることをうるさがり給へど、をかしの 1 御髪や。 いとはかなうものし給ふこそ、あはれにうしろめたけれ。 2 かばかりになれば、いとかからぬ人もあるものを。 故姫君は、十ばかりにて殿におくれ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給へりしぞかし。 ただ今おのれ見捨て奉らば、いかで世におはせむとすらむ。 』とて、 3 いみじく泣くを見給ふも、すずろに悲し。 幼心地にも、さすがにうちまもりて、伏し目になりてうつぶしたるに、こぼれかかりたる髪、つやつやと 4 めでたう見ゆ。 A 5 生ひ立たむありかも知らぬ 若草をおくらす露ぞ消えむそらなき B初草の生ひゆく末も知らぬ間に いかでか露の消えむとすらむ と聞こゆるほどに、僧都あなたより来て、僧都『こなたはあらはにや侍らむ。 今日しも端におはしましけるかな。 この上の聖の方に、源氏の中将のわらは病みまじなひに 6 ものし給ひけるを、ただ今なむ 7 聞きつけ侍る。 いまじう忍び給ひければ、知り侍らながら御とぶらひにもまうでざりける。 』とのたまへば、尼君『あないみじや。 いとあやしきさまを人や見つらむ。 』とて、簾下ろしつ またゐたる大人、げにとうち泣きて、 1、 本文中の 1 の『御髪』の読みを現代仮名遣いで答えてください 2、 2 の『かばかりになれば、いとかからぬ人もあるものを』の意味として当てはまるものを1つ選んでください 1、これほどの年になればもっと髪の長くきれいな人もいるのに 2、これほどの年であれば、ひどく幼くふるまう人もいるのに 3、これほどの年であれば、たいそう和歌の上手な人もいるのに 4、これほどの年になれば、とてもしっかりした人もいるのに 3、 3 の『いみじう』、 4 の『めでたう』は音便になっている。 それぞれの元の形を答えてください。 よろしくお願いします 1、 本文中の 1 の『御髪』の読みを現代仮名遣いで答えてください A=みぐし 2、 2 の『かばかりになれば、いとかからぬ人もあるものを』の意味として当てはまるものを1つ選んでください 1、これほどの年になればもっと髪の長くきれいな人もいるのに 2、これほどの年であれば、ひどく幼くふるまう人もいるのに 3、これほどの年であれば、たいそう和歌の上手な人もいるのに 4、これほどの年になれば、とてもしっかりした人もいるのに A=4 *「故姫君は、十ばかりにて殿におくれ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給へりしぞかし。 」の部分がヒントです。 答えやヒントは前後の1~3行ほどの部分にあることが多いです。 3、 3 の『いみじう』、 4 の『めでたう』は音便になっている。 それぞれの元の形を答えてください。 A=『いみじう』=いみじく 『めでたう』=めでたく *音便は、動詞・形容詞・形容動詞(以上用言)に起こります。 それも、イ音便・ウ音便・促音便は、語尾が連用形の時に起こります。 撥音便はラ変動詞・形容詞補助活用・ナリ活用形容動詞の場合には語尾が連体形の場合になります。 ただし、バ行四段・マ行四段・ラ行四段・ナ変の場合には語尾が連用形の場合に撥音便になります。 (以上が音便の原則ですが、上記の条件の中にある語で、全て音便が起こるわけではありません) ウ音便と形容詞の関係ですが、形容詞の連用形の下に、助詞の「て」・「して」、用言が来る場合、語尾の「く」の部分(形容詞の正活用の連用形の語尾は「く」・「しく」)が「う」に変わるだけです。 ですから、「う」を「く」変えればいいので簡単です。 「めでたう見ゆ」の場合、「見ゆ」はヤ行下二段活用の動詞=用言なので、「めでたう」の「う」はウ音便という事になります。 ですから、「めでたう」の「う」を「く」に変えればいいのです。 なお、「いみじく泣く」と本文は答えに変えています。 本文を打つのも大変だったと思います。 Q 本文 親ありて、 「かく見ぐるしく年月を経て、人の嘆きを 1 いたづらにおもふもいとほし。 ひとりひとりび 2 あひなば、いまひとりが思ひは絶え 3 なむ」 といふに、女、 「ここにもさ思ふに、人の心ざしのおなじやうなるに 4 なむ、思ひわづらひぬる。 さらばいかがすべき」 といふに、そのかみ、生田の川のつらに、女、平張をうちて 5 ゐけり。 かかれば、そのよばひ人どもを呼びにやりて、親のいふやう、 「たれもみ心ざしのおなじやうなれば、このをさなき者なむ思ひわづらひにてはべる。 今日いかにまれ、このことを定めてむ。 あるは遠き所よりいまする人あり。 あるはここながらそのいたつきかぎりなし。 これもかれもいとほしきわざなり」 という時に、 6 いとかしこくよろこびあへり。 「申さむと思ひ 7 給ふるやうは、この川に浮きてはべる水鳥を射たまへ。 それを射あてたまへらむ人に奉らむ」 といふ時に、 「いとよきことなり」 といひて射るほどに、ひとりは頭のかたを射つ。 いまひとりは尾のかたを射つ。 そのかみ、いづれといふべくもあらぬに、思ひわづらひて、 すみわびぬ わが身投げてむ 津の国の 8 生田の川の 名のみなりけり とよみて、この平張は川にのぞきてしたりければ、つぶりとおち入りぬ。 親、あはてさわぎののしるほどに、このよばふ男ふたり、 9 やがておなじ所におち入りぬ。 ひとりは足をとらへ、いまひとりは手をとらへて死にけり。 1、 7 の『給ふる』の敬語の種類を答えてください 2、 8 の『生田の川は名のみなりけり』と詠んだのはなぜか。 次の中から一つ選んでください 1、川面に泳ぐ水鳥が矢で殺されてしまうから 2、人はいずれ死んでしまう運命だと思ったから 3、今から身を投げて、自分は死んでしまうから 4、自分に一生付き添ってくれる人がいないから 3、 登場人物である『女』が、他の語で表されている。 その語を本文から抜き出してください。 よろしくお願いします 本文 親ありて、 「かく見ぐるしく年月を経て、人の嘆きを 1 いたづらにおもふもいとほし。 ひとりひとりび 2 あひなば、いまひとりが思ひは絶え 3 なむ」 といふに、女、 「ここにもさ思ふに、人の心ざしのおなじやうなるに 4 なむ、思ひわづらひぬる。 さらばいかがすべき」 といふに、そのかみ、生田の川のつらに、女、平張をうちて 5 ゐけり。 かかれば、そのよばひ人どもを呼びにやりて、親のいふやう、 「たれもみ心ざしのおなじやうなれば、このをさなき者なむ思ひわづらひにてはべる。 今日いかにまれ、こ... A ベストアンサー 宿題である可能性も高いので、直接答は書きません。 下記サイトを紹介します。 三つの質問の回答をまとめました。 rakuten. genji-monogatari. genji-monogatari. html 第三段 源氏、若紫の君を発見す その他のヒント 「給ふ」には四段活用と下二段活用との二種類があります。 下二段活用の方を古語辞典で調べてください。 単語の読み方は古語辞典等に載っているでしょう。 「候ふ」には二種類あります。 (謙譲語と丁寧語)現代語訳からそれがどちらか分かるでしょう。 ひかり。 日光によって生じた明暗のけじめ。 明暗によってくっきりと浮きあがる形。 また、転じて、日光。 光によって生じたかげ。 影 「夕日の照り返し」ということは[一]の意味ということですから、音としても[一]が採られるのが 妥当ということになり、「へんけい」の方に分があるように思われます。 光が反射して映る。 また、反射した光。 照りかえし。 」 との説明がありましたので、お手元の書籍の振り仮名は、この語に拠ったのかもしれません。 「反」と「返」の字の違いがありますが、「返」には上記辞書で同義語として「反」が挙げられて おります。 ひかり。 日光によって生じた明暗のけじめ。 明暗によってくっきりと浮きあがる形。 また、転じて、日光。 光によって生じたかげ。 影 「夕日の照り返し」ということは[一]の意味ということですから、音としても[一]が採られるのが 妥当ということになり、「... Q 宮澤賢治「永訣の朝」の下記部分の解釈を教えてください。 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」 あめゆじゅとは霙 みぞれ のことですか?本当にそんな方言があるのでしょうか。 「これらふたつのかけた陶椀に」 なぜふたつなのか?一つは賢治のぶんでしょうか。 とし子が2椀欲しがったのか。 お金持ちなのに、欠けた陶椀を使い続けてきたのはなぜか。 「ふたきれのみかげせきざいに」 御影石材でしょうか?どうして「ふたきれ」なのか? ふたつの陶椀、雪と水とのまっしろな二相系など、意図的に「二」を使っているのか? 4. 「わたくしはそのうへにあぶなくたち」 御影石材が踏み石や飛び石のことならば、あぶなくはないので、これは別のものと考えるべきなのか。 水のたまるような形状をした庭石のことでしょうか? 4. 「松のえだから/わたくしのやさしいいもうとの/さいごのたべものをもらっていかう」 これは霙じゃなく雪ですよね。 松の枝に霙はたまりませんから。 みぞれがたまっているのは「みかげせきざい」の上。 みぞれは、「雪がとけかけて雨まじりに降るもの。 」広辞苑 半分溶けた雪のことを「あめゆじゅ」というのか? それとも、とし子はみぞれを所望したが、賢治は気を利かせて雪をとってきたのか。 あるいは、雪ではなく、松の枝から滴り落ちる水を陶椀で受けたのか? 「たべもの」「アイスクリーム」という表現があるので雪と思いますが。 「(Ora Orade Shitori egumo)」 「おら、おらで、一人、逝くも」と解釈しますが、どうしてローマ字表記なのか? 「おらおらでしとりえぐも」では通じないと考えたのか、現代的感覚を読者に訴えたかったのか。 けふのうちに とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ (あめゆじゅとてちてけんじゃ) うすあかくいっさう陰惨な雲から みぞれはびちょびちょふってくる (あめゆじゅとてちてけんじゃ) 青い蓴菜のもやうのついた これらふたつのかけた陶椀に おまへがたべるあめゆきをとらうとして わたくしはまがったてっぽうだまのやうに このくらいみぞれのなかに飛びだした (あめゆじゅとてちてけんじゃ) 蒼鉛いろの暗い雲から みぞれはびちょびちょ沈んでくる ああとし子 死ぬといふいまごろになって わたくしをいっしゃうあかるくするために こんなさっぱりした雪のひとわんを おまへはわたくしにたのんだのだ ありがたうわたくしのけなげないもうとよ わたくしもまっすぐにすすんでいくから (あめゆじゅとてちてけんじゃ) はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから おまへはわたくしにたのんだのだ 銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの そらからおちた雪のさいごのひとわんを…… …ふたきれのみかげせきざいに みぞれはさびしくたまってゐる わたくしはそのうへにあぶなくたち 雪と水とのまっしろな二相系をたもち すきとほるつめたい雫にみちた このつややかな松のえだから わたくしのやさしいいもうとの さいごのたべものをもらっていかう わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも もうけふおまへはわかれてしまふ (Ora Orade Shitori egumo) ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ あああのとざされた病室の くらいびゃうぶやかやのなかに やさしくあをじろく燃えてゐる わたくしのけなげないもうとよ この雪はどこをえらばうにも あんまりどこもまっしろなのだ あんなおそろしいみだれたそらから このうつくしい雪がきたのだ (うまれでくるたて こんどはこたにわりやのごとばかりで くるしまなあよにうまれてくる おまへがたべるこのふたわんのゆきに わたくしはいまこころからいのる どうかこれが天上のアイスクリームになって おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ 宮澤賢治「永訣の朝」の下記部分の解釈を教えてください。 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」 あめゆじゅとは霙 みぞれ のことですか?本当にそんな方言があるのでしょうか。 「これらふたつのかけた陶椀に」 なぜふたつなのか?一つは賢治のぶんでしょうか。 とし子が2椀欲しがったのか。 お金持ちなのに、欠けた陶椀を使い続けてきたのはなぜか。 「ふたきれのみかげせきざいに」 御影石材でしょうか?どうして「ふたきれ」なのか? ふたつの陶椀、雪と水とのまっしろな二相系など、意図的に「二... A ベストアンサー 1. 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」 私はネイティブではないですが、岩手県花巻の方言で、「雨雪取ってきて欲しいな」、といった ちょっと甘えた言い方らしいですね。 「これらふたつのかけた陶椀に」 死去のとき、「妹」は24歳。 病床で彼女と賢治は昔の思い出話などしていたのでしょう。 「欠けた陶椀」は二人が子どもの頃、あるいはママゴト遊びの中で使用したものと推測。 1のセリフも、もしかしたらその思い出話の中に出た言葉だったのかもしれないですね。 その昔の事を再現してくれという願いにも読み取れます。 「ふたきれのみかげせきざいに」 「2」が繰り返されるのは私と妹の「二人」を暗喩する数字でしょう。 「2」から「1」になるという事を際立たせています。 「わたくしはそのうへにあぶなくたち」 濡れた御影石の表面は滑りやすいので、アブナク、です。 「松のえだから/わたくしのやさしいいもうとの/さいごのたべものをもらっていかう」 「あめゆじゅ」は雨と雪。 賢治が採ったのは松の枝に積もったみぞれ交じりの雪。 「(Ora Orade Shitori egumo)」 草稿では平仮名だったそうですね。 妹の今際の言葉として、文字の意味ではなく「音として記録」した、という解釈ができるでしょう。 ~~~ 言葉の美しさを愛した詩人で、「永久の未完成これ完成である」なんて言葉が残されてますが、完成した作品に何度も手を入れていたような方です。 改稿も本人にとっては「そうしたほうが好ましい文章になった」というだけのことで、作品は彼のフィーリングがその一時結晶化した結果に過ぎない。 作品を売って金にしたわけでもなし、彼の念を文書に表せればそれで十分、「解釈」なぞは後の人が勝手にすればいいというのが彼のスタンスではなかったでしょうか。 彼の作品は各人が思い思いに韻を楽しみ、言葉に酔えばいいのでしょう。 lib. hokudai. pdf 1. 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」 私はネイティブではないですが、岩手県花巻の方言で、「雨雪取ってきて欲しいな」、といった ちょっと甘えた言い方らしいですね。 「これらふたつのかけた陶椀に」 死去のとき、「妹」は24歳。 病床で彼女と賢治は昔の思い出話などしていたのでしょう。 「欠けた陶椀」は二人が子どもの頃、あるいはママゴト遊びの中で使用したものと推測。 1のセリフも、もしかしたらその思い出話の中に出た言葉だったのかもしれないですね。 その昔の事を再現してくれという...

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