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[B! 北朝鮮] 「鈴置高史 半島を読む」の記事一覧

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鈴置:トランプ大統領は米韓同盟が重要とは考えていません。 ボルトン前補佐官も『』でそれを強調しています。 在韓米軍の撤収ぐらい、何の抵抗感もないでしょう。 2018年6月の初の米朝首脳会談の本質も「北朝鮮の非核化」と「米国が韓国にかざす核の傘の撤去」、つまりは「米韓同盟廃棄」の取引でした。 『』の第1章第1節「米韓同盟を壊した米朝首脳会談」で詳述した通りです。 在韓米軍の費用分担で揉めたくらいのことでも、トランプ大統領は在韓米軍を撤収しかねません。 この大統領にとって韓国に限らず、外国に駐屯する米軍はおカネだけかかる、無駄な存在なのです。 ただ、米国の安保専門家、ことに朝鮮半島に詳しい人が米韓同盟の将来にどんどん悲観的になっているのも事実です。 韓国人の中国への異様な従属心や恐怖感を知るほどに「同盟は長くは持たない」と思い至るのです。 その中から「どうせ消滅する同盟なのだから、存在するうちに北の非核化と交換すればよい」と考える人が出ても不思議ではありません。 朝鮮半島を巡る動きは急で、表面を追うと目が回ります。 しかし、じっくり眺めると「米韓同盟消滅」に向け地殻変動が始まっているのが分かります。 日本はそれから目をそらしてはならないのです。 鈴置高史(すずおき・たかぶみ) 韓国観察者。 1954年(昭和29年)愛知県生まれ。 早稲田大学政治経済学部卒。 日本経済新聞社でソウル、香港特派員、経済解説部長などを歴任。 95〜96年にハーバード大学国際問題研究所で研究員、2006年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)でジェファーソン・プログラム・フェローを務める。 18年3月に退社。 著書に(新潮新書)、近未来小説『朝鮮半島201Z年』(日本経済新聞出版社)など。 2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。 あわせて読みたい関連本•

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早読み 深読み 朝鮮半島:鈴置 高史 日経ビジネスオンラインと、米韓同盟消滅(新潮新書) Kindle版: 鈴置高史 (著)

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日本と韓国は「米中代理戦争」を闘い始めた。 「日韓関係は日韓だけ見ていては分からない」と言う韓国観察者の鈴置高史氏が対話形式で読み解く。 鈴置: 安全保障にかかわる物質の「不適切な事案」、はっきり言えば「横流し」を日本に指摘され、韓国は窮地に陥りました。 日本は対韓輸出の管理を強化しました。 半導体の製造工程で使うエッチングガス(フッ化水素)など3品目の輸出が7月4日以降、完全に止まりました。 韓国は今後、半導体生産に支障をきたす可能性があります(「」参照)。 そこで韓国は米国に頼んで日本の措置を撤回させようとしました(「」参照)。 興味深いことがあります。 韓国から泣きつかれた米国が「中国と手を切れ」と突き放しているのです。 7月10日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官はポンペオ(Mike Pompeo)国務長官に電話し、「日本の貿易制限措置が世界の貿易秩序に悪影響を与える」と非難しました。 これに対し、ポンペオ長官が「理解する」と答えたと、韓国外交部は記者に説明しました。 (7月11日)など韓国メディアが一斉に報じました。 しかし、米国側の説明は全く異なります。 (7月11日)では「理解する」とのくだりがありません。 そもそも、「対韓輸出の管理強化」という案件自体が一切、出て来ないのです。 「仲介要請」を完全に無視 同じ会談でも、国によって発表内容が微妙に異なることはよくあります。 でも、韓国人にすれば一番、肝心な「日本の悪事」部分が無視されたのです。 自分の国の新聞を読んで「これで米国が味方になってくれる」と小躍りしていた韓国人が米国側発表を見たら、さぞ、ショックだったでしょう。 さっそく、翌7月11日のでは、米韓の発表の食い違いを突く質問が出ました。 以下です。 果たして表明したのか? ・日本が友邦かつ同盟国に対し、そうした行動をとることに対し米国はどう見ているのか? オルタガス(Morgan Ortagus)報道官は「電話協議の発表資料以上のことには言及できない」と言いつつ、次のように語って韓国メディアに一瞬、気を持たせました。 ・日本も韓国も、もちろん(米国の)友人であるし同盟国でもある。 両国間の、3国間の関係を強化できるのなら、公式にも非公式にも何でもする。 ただ、報道官は「具体的には何をするのか」「日本の決定に関し、日本と連絡を取ったのか」といった質問には「これ以上は答えられない」と逃げを打ったのです。 鈴置: その通りです。 少なくとも今現在は。 実は、米韓両国の発表にはもう1つ、注目すべき「食い違い」があったのです。 によると、ポンペオ長官と康京和長官が電話協議で再確認したのは3点。 ありていに言えば、米国、日本、豪州、インドなど民主主義国家が手を結び、中国の勢力拡大を阻止する共同作戦です。 何に付けても中国の顔色を見る韓国が乗れる話ではありません。 しかし国務省は「ポンペオ長官が康京和長官と合意した」と宣言したのです。 あわせて読みたい関連本•

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【#デイリー新潮】韓国で新型肺炎の患者が急増 保守派は「文在寅政権の無能、無策」と総攻撃

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鈴置:トランプ大統領は米韓同盟が重要とは考えていません。 ボルトン前補佐官も『』でそれを強調しています。 在韓米軍の撤収ぐらい、何の抵抗感もないでしょう。 2018年6月の初の米朝首脳会談の本質も「北朝鮮の非核化」と「米国が韓国にかざす核の傘の撤去」、つまりは「米韓同盟廃棄」の取引でした。 『』の第1章第1節「米韓同盟を壊した米朝首脳会談」で詳述した通りです。 在韓米軍の費用分担で揉めたくらいのことでも、トランプ大統領は在韓米軍を撤収しかねません。 この大統領にとって韓国に限らず、外国に駐屯する米軍はおカネだけかかる、無駄な存在なのです。 ただ、米国の安保専門家、ことに朝鮮半島に詳しい人が米韓同盟の将来にどんどん悲観的になっているのも事実です。 韓国人の中国への異様な従属心や恐怖感を知るほどに「同盟は長くは持たない」と思い至るのです。 その中から「どうせ消滅する同盟なのだから、存在するうちに北の非核化と交換すればよい」と考える人が出ても不思議ではありません。 朝鮮半島を巡る動きは急で、表面を追うと目が回ります。 しかし、じっくり眺めると「米韓同盟消滅」に向け地殻変動が始まっているのが分かります。 日本はそれから目をそらしてはならないのです。 鈴置高史(すずおき・たかぶみ) 韓国観察者。 1954年(昭和29年)愛知県生まれ。 早稲田大学政治経済学部卒。 日本経済新聞社でソウル、香港特派員、経済解説部長などを歴任。 95〜96年にハーバード大学国際問題研究所で研究員、2006年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)でジェファーソン・プログラム・フェローを務める。 18年3月に退社。 著書に(新潮新書)、近未来小説『朝鮮半島201Z年』(日本経済新聞出版社)など。 2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。 あわせて読みたい関連本•

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