湯 を 沸かす ほど の 熱い 愛 ネタバレ。 「湯を沸かすほどの熱い愛」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』感想や考察~恐すぎる女の熱い愛~

湯 を 沸かす ほど の 熱い 愛 ネタバレ

CONTENTS• 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の作品情報 C 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会 【日本公開】 2016年(日本映画) 【監督・脚本】 中野量太 【主題歌】 きのこ帝国『愛のゆくえ』 【キャスト】 宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、伊東蒼、篠原ゆき子、駿河太郎 【作品概要】 宮沢りえの『紙の月』(2014)以来となる映画主演作で、自主映画『チチを撮りに』(2013)で注目された中野量太監督の商業映画デビュー作。 会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ双葉役を宮沢が、娘の安澄役を杉咲花が演じます。 失踪した夫役のオダギリジョーのほか、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎らが脇を固めました。 第40回日本アカデミー賞(2017年)にて、宮沢りえが優秀主演女優賞、杉咲花が優秀助演女優賞を受賞。 また、優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、新人俳優賞など多くの賞にノミネートされました。 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』のあらすじとネタバレ C 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会 銭湯「幸の湯」を営んでいる幸野家。 しかし、1年前に父・一浩(オダギリジョー)が蒸発してしまい、銭湯は休業。 残された母・双葉(宮沢りえ)はパン屋でパートをしながら、高校生の娘・安澄(杉咲花)を育てています。 安澄は学校でいじめを受けていますが、気が弱く言い返すことが出来ません。 学校に行きたくないと打ち明ける安澄を双葉は励まし、逃げてはいけないと諭しました。 しかし双葉はパート先で倒れてしまい、運ばれた病院で、余命間もない末期のガンだと告知を受けます。 自分が遺して行くものたちのことを考えた双葉は、自分がしなくてはならないことを決め、実行に移して行きます。 まずは探偵の滝本(駿河太郎)の力を借りて、蒸発した一浩の居場所を突き止めました。 一浩は、以前浮気した女性のもとに転がり込んで、彼女との間にもうけた鮎子(伊東蒼)と生活を送っていたよう。 しかし女性は出て行ったきり戻らず、双葉は鮎子ごと一浩を連れ帰ります。 安澄は反発しますが、追い返すわけにもいきません。 翌日から銭湯は再開。 双葉は、鮎子を含めた家の人間が全員で働くことを約束させました。 双葉の様子がおかしいことに気付いた一浩は、彼女を病院へ連れて行き、そこでガンであることを知らされます。 延命治療を提案する一浩でしたが、双葉は拒否。 彼女にはまだやらなければならないことがあったんです。 双葉は安澄が気がかりでした。 ひとりで立ち向かえる強さを手に入れて欲しいと願うも、安澄はいじめられる一方。 ついに制服を隠されてしまった安澄は、勇気を振り絞り、制服の代わりに着ていた体操服を脱ぎ捨て、下着姿になって抵抗を試みます。 緊張のあまり嘔吐し、保健室に寝かされた安澄。 保健室の前には彼女の制服が置かれていました。 帰宅後、「お母ちゃんの強い遺伝子がちょっとだけあった」と報告する安澄のことを、双葉は抱きしめます。 しかし今度は鮎子が家からいなくなってしまいました。 その日は彼女の誕生日。 鮎子は、誕生日になったら帰ってくると言った母の言葉を信じ、以前住んでいたアパートに向かっていたんです。 誰もいないアパートのドアの前でうずくまる鮎子。 双葉と安澄は彼女を連れ帰り、鮎子は幸野家の一員になりました。 一浩は双葉とふたりきりになった時に、彼女の望みを聞きます。 エジプトに行きたいと冗談めかす双葉でしたが、自分のいなくなったあとのことを真剣な面持ちで一浩に託しました。 後日、銭湯は一浩に任せ、幸野家の女性3人は双葉の運転で、静岡まで高足ガニを食べに旅行に出かけます。 途中のサービスエリアで、ヒッチハイクをしている青年・拓海(松坂桃李)を車に乗せる事に。 彼は自分の人生の目的地がわからず、本当の自分を偽っていました。 双葉はそんな拓海に喝を入れ、出身地だと偽った北海道まで行ってみなさいと目的を与えます。 拓海は双葉を抱きしめ、車から降り、北海道を目指すことになりました。 そして北海道に行ったら報告しに双葉のもとに戻ってくると約束する拓海。 彼と別れ、女3人の旅は続きます。 病気のことを知らされていない娘2人も、疲れやすい母の様子に異変を感じ取っていました。 目的地の静岡で、3人は高足ガニを食べます。 その店には、耳が不自由な女性・君江(篠原ゆき子)が働いていました。 店を出て、近くに停めてあった車の中で、双葉は安澄に告白します。 一浩は自分と結婚する前に、君江と結婚していて、安澄は彼女が生んだ子なんだと。 耳が聞こえない彼女には幼い安澄の声が聞こえず、心がわからなかったため出て行ったんだと。 双葉は無理やり安澄を車外に引きずり降ろし、君江に挨拶なさいと、彼女を置いて車で走り出します。 そこへ君江がやってきました。 安澄は、いつか役に立つからと双葉から教わった手話で、君江と会話をします。 安澄を迎えに来た双葉と鮎子でしたが、双葉が倒れて病院に吐きび込まれてしまいました。 彼女は病床で夢を見ます。 幼いころ、必ず迎えに来ると言ったきり、いなくなってしまった母の夢。 遠ざかる母の背中。 以来、双葉は入院生活を送ることになりました。 一浩は双葉のことが気が気でないのに、なにかと理由を付けてお見舞いには行こうとしません。 木彫りのピラミッドを安澄越しにプレゼントするのが精一杯。 ある日、探偵・滝本が双葉の見舞いにやってきて、彼女を置いて行った母親が見つかったと伝えます。 母に会いたい一心で、滝本に頼み込んだ双葉は、そのまま彼の車で母の住む家の近くまで連れて行ってもらいます。 先に様子を見に行った滝本ですが、母は「そんな娘はいない」と拒絶したそう。 せめて顔だけでも見たいと、家の前まで行った双葉の目に入って来た光景は、老いた母が、知らない娘と孫と遊ぶ家族団欒でした。 門扉に飾ってあった置物を手に取り、投げる双葉。 窓ガラスが割れ、家の中から悲鳴が聞こえます。 滝本は双葉をおぶって車に乗せ、逃げ去りました。 後日、君江が幸野家に遊びに来ます。 ちょうど同じタイミングで、北海道から戻ってきた拓海が目的達成の報告をしにやってきました。 その晩、一浩は幸野家に集まった全員に頼みごとをします。 病室で横になっていた双葉のもとに、外をみるよう指示するメールが届き、彼女はその通りにします。 病院の庭では、幸野一家と、拓海、君江、滝本、滝本の娘が、組体操のピラミッドを作って双葉に思いの丈をぶつけました。 彼女は初めて死にたくないと、ひとり嘆きます。 季節はすっかり夏になり、拓海は住み込みで銭湯で働くようになりました。 病床の双葉は痩せこけ、こちらが声をかけても反応を返せないほどに容体は悪化。 安澄は毎日見舞いに来て、母にみんなの様子を伝えます。 帰ろうとする彼女に何か言いたげな双葉。 そんな母を見て、安澄は必死で笑顔を作りながら、感謝を伝え、安心するように声をかけます。 双葉の葬儀は銭湯「幸の湯」執り行われました。 葬儀屋も読経をする僧も呼ばず、あの夜のピラミッドのメンバーを中心に進む葬儀。 滝本が運転する、双葉の棺を乗せた霊柩車は、再び幸の湯に戻ってきます。 薪とともに彼女は火でくべられました。 熱く湧いた湯に、幸野家は全員で入ります。 銭湯の煙突からは、双葉が好きだった赤色の煙が空高く舞い上がって行きました。 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の感想と評価 C 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会 自らの体が朽ちようとも、誰かのために何かをしないでいられない 双葉の姿は、まるでオスカー・ワイルドの『幸福な王子』のようです。 彼女と出会ったものたちも、彼女に突き動かされ、燕のように飛び回り、彼女に尽くします。 哀しい結末は避けられないとわかっていても、それでも止まるわけにはいかないんです。 愛してしまったから。 興味深いのは、幸野家の中心が、血がつながっているであろう一浩ではないところ。 物語冒頭は、娘の安澄のいじめを知りながらも叱咤し、嫌でも登校させる双葉の姿は奇妙に映ります。 しかし双葉自身の孤独だった過去、安澄が本当に乗り越えなければならない出自の秘密を知ると、彼女がひとりで生きていける強さを求めた理由に納得が行きました。 そして最後は、命の炎が消えゆく母の手を取り、自身の強さを分け与えられるほどに成長した安澄。 血は繋がっていなくとも、たしかに受け継がれていくものがありました。 本作は、なによりキャストの演技による説得力が大きく、中でも 杉咲花の演技はきらめいています。 言いたいことを我慢して口を膨らませるしぐさはいじらしくて、思春期ならではの悩みや、父への屈折した思い、母への言葉にならない愛情を体現。 本作で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞したのも当然の演技力です。 もちろん主演の宮沢りえも、 彼女じゃ無ければ双葉役は成立しなかったでしょう。 神々しい美しさ、強さ、儚さを持って、観客をも彼女の虜にしてしまいました。 中野量太監督はいいます、「 俳優の宮沢りえ存在感は100人の俳優が集まるほどの魅力がある」と。 本作の完成の経験を得た中野監督は、俳優の力を思い知ってから、 俳優ワークショップでの映画制作を止めることにしました。 それほど、宮沢りえという俳優の力は本作で発揮されているのです。 ですが 脚本を読んだ宮沢りえはその熱量に動かされ、出演を快諾。 熱い思いは、確かに誰かに届き、動かすことが出来る。 そう信じさせてくれるエピソードです。 中野監督の 商業長編映画2作目『長いお別れ』も2019年5月31日(金)に全国ロードショーとなり、楽しみが募ります。 家族とは何かを追い続ける中野監督の『湯を沸かすほどの熱い愛』。 ぜひこの機会にご覧ください。

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湯を沸かすほどの熱い愛

湯 を 沸かす ほど の 熱い 愛 ネタバレ

ネタバレ感想『湯を沸かすほどの熱い愛』考察や評価レビュー この先は ネタバレありの感想考察です。 他の映画はも参考にしてください。 見ると高評価の理由がわかりました。 脚本の練りこみ具合は最近の映画の中でもトップレベルだと思うので、もっと多くの人に見てほしいです。 個人的にはで女優賞2つを取った作品として認識したのですが、 タイトルを聞くとドロドロのラブストーリーを想像してしまい、全く興味を持てませんでした。 映画を見終わった今では、このタイトルのセンスは素晴らしいと思いますが、同時に誤解をまねく損したタイトルだとも感じます。 また、TVでの番宣や映画宣伝を見てないのでわかりませんが、 余命宣告された母親を前面に宣伝してしまうと、よくある闘病ものだと感じて敬遠されるかもしれません。 これは同時期に上映されてあまり話題にならなかった、宮崎あおい主演の『バースデーカード』も同様です。 低品質な闘病や病院ものを作りすぎたツケだと思います。 メインキャラ(役者名で杉咲花、伊藤蒼、宮沢りえ、オダギリジョー、松坂桃李、まゆ(探偵の娘の役名))の多くが 実の母親と子どもの頃に別れていて、劇中で出てくる母親役はほぼ双葉を演じる宮沢りえ、ただ1人だけです。 父親はほぼ存在感ないので、女性3人によるロードムービーのようにも観ることが出来ます。 ストーリーはシンプルに感じるけど、つらく笑えて涙も流し納得できず悲しく驚かされる、という風に心を動かされる展開が続くため、見終わるとぐったりしますが、心地よい疲れです。 宮沢りえ演じる双葉の「逃げちゃダメ」やラストの倫理違反など、人によっては受付けない部分もありますが、多くの人に届いてほしい映画です。 『湯を沸かすほどの熱い愛』おすすめ8ポイント• 母が1人だけの家族ドラマ• 女優陣の演技が素晴らしい• 無駄のない演出。 伏線だらけ• 鮎子に笑いと涙を誘発される• 双葉の愛に満ちた言動• ほぼ皆が母と再会か別れする• タイトルの意味に驚き• ラストの行動に驚き 『湯を沸かすほどの熱い愛』少し残念6ポイント• タイトルが恋愛風で損かも• 双葉の強引さには不快感• いじめの描写がつらい• 双葉が運転の旅行は危ない• 双葉の母が冷たすぎる• 一浩はお見舞行ってない? 『湯を沸かすほどの熱い愛』ネタバレあらすじ考察と感想 幸野双葉(宮沢りえ)は、1年前に 夫の一浩(オダギリジョー)が家出してから銭湯「幸の湯」を休業中にしています。 内気な高校生の安澄は、学校で女子生徒数人にいじめられ、全身に絵の具を塗られて、双葉が学校へ呼び出されます。 学校の教師が聞いても安澄は「自分でやった」と言います。 双葉「その中で何色が一番好き?私は情熱の赤よ」安澄「水色」とずれた会話をしますが、これは後の伏線になってきます。 それにしてもこの時の 双葉と教師のズレた対応には全く納得できません。 モンスターペアレントになれとは言わないけど、今度のことも考えるともっといい対処法がある気はします。 学校の教師が安澄の家庭環境に問題があると言わんばかりの尋問をするのも、いやな気分にします。 『』や『』のひどい教師を思い出します。 双葉が何も解決策を実行してないのに、帰りに「明日も学校へ行こうね」と安澄に強要する姿も、ただの鬼ママに思えてしまいます。 双葉は翌日勤務中に倒れて病院で検査を受けます。 夜遅くまで、安澄の絵の具のついた学生服を洗濯してアイロンがけしてたので寝不足かと思いきや、 既にステージ4の末期がんで2〜3ヶ月の余命だと判明します。 双葉はショックで幸の湯の浴槽の中で泣きますが、安澄からの電話で目を覚まし、生きてる間にやりぬくことを決意します。 まず失踪した夫の一浩を探偵の滝本(駿河太郎)に見つけてもらいます。 家では 毎年4月25日に送られてくる「高足ガニ」を食べながら、毎年恒例のお礼の手紙を「子どもが書く方が形式張らず喜ばれるから」という理由で安澄に書くように言います。 すると安澄は「 もう子どもじゃない」といいます。 すると 双葉は水色の袋を安澄にプレゼントします。 中身は水色の下着です。 安澄「まだいいよ」双葉「大事な時に必要となるから持っといて」。 映画冒頭で双葉は安澄のスポーツブラジャーを洗濯しながら「まだいいか」と言ってましたが、余命宣告されたから急いだのでしょう。 安澄の好きな水色で「もう子どもじゃない」と言わせてからのプレゼントです。 双葉は夫の一浩の住んでるアパートを尋ねて行き、余命の話をします。 安澄は口のきけない人が困ってる時に、手話を理解して助けてあげます。 安澄が家へ帰ると、誕生日にしか食べない、しゃぶしゃぶの準備がされてて、 家出してた父が、9歳の娘の片瀬鮎子(伊東蒼)を連れて戻ってきてます。 安澄「へっ〜?」の気持ちはよくわかります。 しゃぶしゃぶの時は一切会話もなく、一浩「なんで、しゃ〜ぶしゃ〜ぶ」って言いたくなるのかな、にも誰も反応せず、安澄は一浩をにらみつけて早々にトイレに閉じこもります。 一浩はトイレの安澄に、昔関係のあった女性とたまたま会って娘がいると言われたので、そちらへ行ったことを話します。 安澄は「言い訳は何も聞こえなかった」とトレイを出ていきます。 双葉は残された余命で、家族を立て直していくつもりです。 オダギリジョーのダメ男ぶりはよく見かけるので今回も違和感ありません。 家出した理由が本当にゲスくて、相手にとっては思いやりだけど、双葉と安澄にとっては裏切りでしかないことを想像できないのが、まさにダメ男です。 安澄もだけど鮎子もかなりかわいそうに感じます。 双葉は銭湯は必ず4人で運営していくことを皆に約束させます。 鮎子は突然やってきた一浩を父親だと言われますが、漢字も読めず計算もできないので「あんな人」呼ばわりすると、安澄はかばいます。 一浩は昔の友人に「双葉と安澄がどんな思いでいたか、わかってるのか?」、安澄にも「 お母ちゃんがどんな辛かったか。 何もなかった顔してるのがむかつく」と言われます。 双葉がふるえる手を治す注射のため、一浩は病院へ連れていき、医者にガンは心労が原因でしょうかと尋ね「様々な要因から」と言われ少し落ち込みます。 安澄は高校で制服を隠されて、翌朝高校へ行きたくないと言うと、 双葉は「逃げちゃダメ。 今立ち向かわないとダメ」安澄「何もわかってない」双葉「わかってる」安澄「私はお母ちゃんとは違う」 双葉は落ち込みますが、しばらくすると安澄は体操着で登校します。 そして教師が生徒たちに、ゆるく犯人を問うと、 突然安澄は服を脱ぎはじめて、双葉にもらった水色の下着姿になります。 教師も生徒らもかなり動揺します。 安澄は気分が悪くなり保健室へ連れて行かれます。 保健室へ安澄の制服が投げ込まれますが、犯人は逃げていきます。 双葉の言動は、いじめを受けてる安澄への対処法としてはかなり危険だと感じます。 弱い子なら学校と親とにはさまれて自殺する可能性すらあります。 それに制服を隠すなんて、かなり悪質ないじめなので、親と教師が本気で取り組む時期だと思うのに、 無能な教師はともかく双葉でさえ戦時中のような精神論を掲げるだけなのは不快しか感じません。 結果的には 安澄が想像以上に強くて、教師のやる気ない犯人探しの成果も見ずに、自ら機転を効かせて制服を取り戻しますが、下着姿が写真や動画に撮影されてネット投稿されたりしたら、一生心のキズものになる可能性すらあるので危険な賭けだったと思います。 女子生徒を教室で下着姿にした教師は、さすがにただではすまなかったでしょうね。 安澄が制服を来て家へ戻ると、心配して家の前でずっと待ってた双葉「がんばったんだ」 安澄「お母ちゃんの遺伝子、ちょっとだけあった」。 そして双葉は安澄を抱きしめます。 そんな姿を見てた鮎子は、2人の行動に勇気をもらったのと、母親の愛情が恋しくなったことで、自分の誕生日に迎えに来ると約束した母を待つため、元のアパートへ1人で戻ります。 鮎子の行き先を気づかない一浩のダメ父ぶりはあきれるしかないです。 双葉と安澄は迎えに行き、夜になってもアパートのドアの前で待つ鮎子を見つけます。 もらしてた鮎子のパンツを双葉が脱がせて、車まで抱きかかえます。 安澄は鮎子のパンツを、アパートのドアノブにかけて「鮎子ここにあり」と言います。 この行動はさすがにヒキます。 そうした安澄を演じる杉咲花にというより、監督・脚本の中野量太の感性を疑います。 朝明るくなって、アパートの留守中の部屋のドアノブに子供用パンツがかけてあったら、警察沙汰になる可能性も高いと思います。 あえてそうして、鮎子の母親を警察に探してもらおうという演出かとも思いましたが、映画内では語られません。 鮎子が戻った翌朝の食卓はしゃぶしゃぶです。 鮎子「できればでよいのですが、この家にいたいです。 でも、まだママのこと好きでいてもいいですか?」双葉「ばか、当たり前でしょう」と言い、4人で「しゃ〜ぶ、しゃ〜ぶ」といいながら食べます。 個人的にはこの映画最大の涙腺崩壊シーンです。 最初のしゃぶしゃぶ場面から、家族の絆が深まったことがわかります。 一浩は双葉のガン発病に責任を感じてか、してほしいことを尋ねますが、「エジプトへ行きたい」と言われると無理だという顔をします。 双葉は車を運転して、安澄と鮎子を連れて箱根へ旅行へ行くことにします。 手がしびれることがあるのに、子どもを乗せて運転するのは危険すぎて、あり得ないと感じます。 途中で向井拓海(松坂桃李)というバックパッカー青年にヒッチハイクされ、少しだけ一緒に行動します。 拓海はヒッチハイクした女性にラブホへ連れて行かれた話をしますが、安澄や9歳の鮎子に話す内容ではないですね。 鮎子は拓海に高足ガニが生きた化石であることなどをドヤ顔で説明するが、安澄「それ全部、私が調べて教えたやつ」という場面は笑えます。 拓海は双葉に嘘ついてたことを指摘されると、資産家の父の1人目の妻の子で、母と会ったことがないと言います。 拓海「時間は腐るほどあるので、旅は飽きたらやめます」双葉「最低の人間乗せちゃったな」と言い、別れ際には双葉が拓海を抱きしめて、双葉「あなたはこれから日本の最北端を目指すのが目標」拓海「目標達成したら報告行ってもいいですか?」双葉「いいけど早めに来てね」 拓海は去り際に、安澄と鮎子には「 あの人から生まれた君たちがうらやましいよ」と言いますが、鮎子は双葉の実の娘ではないため目をそらすのがかわいそうです。 しかし安澄も鮎子と立場が変わらないことは後ほど判明します。 その夜、双葉は宿の部屋のトイレで苦しみながら吐血します。 安澄は、せきこむ双葉を心配します。 翌日、富士山を見た後、沼津の海辺の食堂で3人は高足ガニを食べます。 2人の娘は大満足します。 双葉は口のきけない女性店員の様子を気にしています。 食後、娘らを先に車へ行かせて会計の時、双葉は女性店員のほおをビンタして出てきます。 車内で双葉は安澄に「あれが(毎年カニを送ってくれる)酒巻君江(篠原ゆき子)さんで、お父さんが昔結婚してた女性」だと伝えます。 安澄「ヤダそんなの絶対違う」双葉「ちがわないの。 私はあなたを産んでない」安澄「なんでそんないじわる言うの」双葉「君江さんにはあなたの泣き声が聞こえなくて、それに耐えられず、19歳の時の4月25日に家を出たの」。 双葉は抵抗する安澄を車から引きずり出して「逃げちゃダメ。 これから君江さんに挨拶するの」と言って置いてけぼりにして車で去ります。 安澄は毎年律儀に4月25日に高足ガニを送ってきてくれる、酒巻君江さんのことを思い出し、毎年自分がお礼の手紙を書かされていたり、双葉が安澄に「いつかきっと役立つから」と手話の勉強をさせてた理由をやっと理解します。 安澄と再会して手話で話せることを知った君江は泣き出します。 2人は食堂で手話で会話します。 ここも辛い場面です。 双葉の「逃げちゃダメ」にはあいかわらず共感できないけど、安澄の出生の秘密を明かすのは、このタイミングでしかないため、双葉は最後の気力を振り絞ったのでしょう。 「お母ちゃんの遺伝子あった」や「あの人から生まれた君たち」のセリフが伏線になってたと同時に、思い出すと胸がしめつけられそうです。 そして毎年4月25日に送られてくる高足ガニ、なぜか手話を理解できる安澄の謎の理由なども判明します。 このあたりの 脚本の深さは、最近の映画の中でも素晴らしい出来栄えだと感じます。 そして驚くべきは、 メインキャラは全員子供の頃に、実の母と別れています。 一浩や探偵の娘も含めて。 双葉は鮎子と近くの水族館で、くらげを見ながら時間をつぶします。 双葉「きれいで若くて元気そうな人だったね」とさみしそうに言うと、鮎子がそっと手を握ります。 食堂の前に車を止めて、鮎子に安澄を迎えに行かせた双葉は「疲れた〜」といいながら倒れて病院に運ばれます。 「必ず迎えに来るからね、ごめんね双葉」と言って去った母の夢を見ます。 帰りに泣く鮎子に安澄は「お母ちゃんの前では絶対悲しい顔しないこと」と約束させます。 見舞いにいけない一浩は、ピラミッド模型を安澄から双葉に渡してもらいますが「こんなスケール小さいお父ちゃんに家族託すのは心配で死ねない」と言われます。 病院に探偵の滝本がやってきて、その娘のまゆちゃんが双葉に似合うだろう 赤い花を選んで持ってきてくれます。 滝本は依頼されてた双葉の母親の居場所を突きとめて報告します。 「会いたい」という双葉を連れて行きますが、母には「そんな娘はいない」と言われ、家の中で娘や孫と笑う母に向けて双葉は置物を投げて窓ガラスを割り、皆で逃げ帰ります。 小さな子どもが遊んでるそばのガラス窓を割ったので、逃げてもただではすまないはずですが、その後に説明もないので、事情を察した双葉の母がうまく対処したのかもしれません。 その後、 映画の中で双葉の母が出てこなかったのは、本当に過去を消したかったのかもしれないけど、とても薄情に感じます。 安澄の実の母の君江が家へやって来る日、日本の最北端から拓海も戻ってきました。 鮎子は友達と一緒に、双葉のために千羽鶴を作ったようです。 そして食堂で働く君江が美味しそうな魚料理を作ります。 鮎子は父を元気な声で「ごは〜ん」と呼びます。 父の一浩は食事前に土下座して「これしか思い浮かばなかった。 今晩だけ頼む」と言います。 入院中の双葉の携帯にメールで安澄から「これがお父ちゃんの精一杯だって(笑)ゆっくり外を見て」。 ベランダから外を見た双葉は、家族と探偵が3段ピラミッドを作って「お母ちゃ〜ん」と呼ぶのを見て涙し「死にたくないよぉ」と言います。 一浩「俺にまかせろ〜。 安心してくれ」。 これで 双葉の望み「エジプトへ行きたい」を少し叶えたのでしょう。 双葉の具合がいよいよ悪くなってきて、安澄は「絶対お母ちゃんをひとりぼっちにはしないから安心して」と言って手を握ります。 双葉の葬式、棺は銭湯の湯船の富士山の前に置きます。 旅行中に見た富士山も伏線でした。 探偵の滝本は娘のまゆに、双葉も母親ももう死んでしまったので会えないということを伝えます。 家族でお別れした後、棺は霊柩車で運ばれます。 クラクション鳴らして走っていく光景が、ドライブ旅行に行く時の光景とかぶります。 霊柩車は道をそれて、川辺へ停めて、家族でランチを食べます。 一浩「面倒に巻き込んですみません」滝本「 あの人のためなら何でもしてあげたくなるのは、その何倍もしてもらったからだと思う」 家へ戻ると、花に包まれた 双葉の遺体はきれいに残ってます。 それを燃やした炎で銭湯の湯を沸かして、一浩、安澄、鮎子、君江はその風呂に入ります。 鮎子「あったかいね」安澄「うん、すっごくあったかい」と言って皆が見上げます。 煙突からは双葉の好きな赤い煙が出てて、床の赤い花をたどると、双葉を焼いた炎に「湯を沸かすほどの熱い愛」のタイトルがかぶって映画は終了します。 日本では死後の火葬をごまかすことは不可能ですし、子が親を燃やす倫理違反を不快に感じる人もいるでしょうけど、 最後はファンタジーと割り切っていいと思います。 燃やした遺体の描写はないので空想かもしれませんし。 しかし これがタイトルの意味だったのは驚きました。 エジプトからの三段ピラミッドや、クラクションや富士山や好きな赤色も全て伏線でした。 女優陣の演技が素晴らしくて受賞もしていて、ストーリーや演出でも感情を動かされるし、笑って泣いて驚いてといろんなエッセンスがこめられた珍しい映画体験ができるので、ぜひ1度は観ることをおすすめします! 他の映画はも参考にしてください。 『湯を沸かすほどの熱い愛』含む映画ランキングや映画賞•

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「湯を沸かすほどの熱い愛」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ!

湯 を 沸かす ほど の 熱い 愛 ネタバレ

突然の余命宣告 銭湯「幸の湯」を営む幸野家は、父親が 姿を消してから休業状態。 そんな中でも、パートに出て働き、 学校に行きたがらない娘・安澄を明るく、 時に厳しく励ます毎日を送っていた。 そんなある日、いつもの通り、パート先の パン屋で働いている最中、めまいで意識を 失い、倒れてしまう。 病院で検査を受けた双葉は、ステージ4の 末期ガンで全身転移が認められ 治療できない状態だと告げられる。 そして、その余命も2ヶ月ほどと知る。 カニと勝負下着 余命宣告にショックを隠せなかった双葉は 銭湯で泣きじゃくっていた。 そして、一思いに泣いた双葉は、 安澄の電話をきっかけにいつもの双葉に 立ち直るのであった。 そんなある日、 毎年4月25日に坂巻君江と いう人物から送られてくるカニを 頬張る二人。 いつもよりちょっと贅沢な夕食時に 双葉は、安澄に下着セットを一つ手渡す。 「大事な時にちゃんとした下着を つけていないと恥ずかしいよ」 「別にすぐ使わなくていいの。 持ってて」 と言う双葉の言葉を受け、安澄は下着を 受け取った。 失踪した夫との再会 余命を知った双葉は、探偵に失踪した 夫の所在の確認依頼をしていた。 居場所を突き止めた双葉は一浩がいるという アパートへ向かう。 なんの疑いもなく、ドアを開けた一浩は 驚きと戸惑っていたが、双葉はおたまで 一浩の頭に向かってその怒りをぶつけ、 流血する事態になってしまう。 父親と妹としゃぶしゃぶ 一浩がいなくなった理由を聴き、その上で 自分が余命わずかであることを打ち明ける。 その夜、 家に帰った安澄はいつもの食卓では ありえないお鍋が用意され、豪華な食卓と なっていた。 キョトンとする安澄の前に父親・一浩が 現れた。 父親がいる光景に唖然とする安澄の前に さらに、 妹の9歳の鮎子が現れる。。。 摩訶不思議な4人での夕食が始まった。 幸の湯の再開 家族4人となった幸野家。 いよいよ、幸の湯再開に向け、 銭湯の掃除やビラ配りを始めた。 その効果もあり、幸の湯の再開は評判上々! 順風満帆に見えた幸野家であったが 病魔は着々と双葉を蝕んでいた。 左手がうまく使えなくなってしまっていた。 双葉を病院へ連れて行った一浩は 主治医に改めて、病状の重さを知らされ 治せる病院を探そうと双葉に提案する。 しかし、 双葉は、少しの延命の為に 自分の生きる意味を見失いたくない、まだ やらなきゃいけないことがあると、 その提案を断ってしまう。 制服がなくなった 安澄はクラスの女子にいじめられていた。 体育の授業のあと、制服に着替えようと したところ、制服がなくなってしまっていた。 家に帰った安澄は部屋に閉じこもり、翌朝も 学校に行くことを拒んでしまう。 双葉はそんな安澄を叩き起こす。 制服のない安澄に体操着で登校するように 言う双葉に猛反発する安澄。 「今日諦めたら二度といけなくなるよ」 そう言われた安澄は、さらに反発。 見兼ねた双葉は、布団から安澄を 引っ張り出し、立ち向かうように説得する。 制服を取り返せ 安澄の部屋を出てしばらく経った11時過ぎ 体操着を着て安澄は学校へと向かった。 体育じゃないのに体操着を着ている安澄は クラスの女子にバカにされてしまう。 HRで担任教師が先日の体育で安澄の 制服がなくなったことの話を始める。 その話の最中、安澄は体操着を脱ぎ始め 母にもらった下着姿で 制服を返して欲しいと懇願する。 服を着るように促す先生に、安澄は 体育の授業だから着ません!と言い切る。 頑張りすぎた安澄が保健室で休んでいると 誰かが安澄の制服を投げ入れ、手元に 制服が戻ってきた。 鮎子の家出 双葉は鮎子が番台のお金をこそこそ 盗んでいる姿を目撃し、彼女が小銭を 貯めていることを知った双葉。 そんな矢先、夜になっても鮎子が家に 帰ってこない事態になってしまう。 一浩が近所を探しても見つからず、 困り果ててしまっていた。 ふと、小銭と一緒に入っていた手紙の存在を 思い出した双葉は、鮎子の誕生日に 母親が迎えに来ると思いアパートに 帰ったのでは?と急ぎ、鮎子の家に向かった。 案の定、 母親の帰りを待ちくたびれた 鮎子がしゃがみこんでいた。 鮎子を優しく抱きかかえ、幸野家へと 連れて帰る双葉。 女3人の旅行 鮎子も心を開き、女3人仲良くなり始めていた ある日、双葉は、蟹を食べに行く旅行を提案。 3人は、双葉の運転で旅行へと出かける。 その途中の道の駅で、北海道出身という 向井拓海と出会う。 最初は車に乗せるのを嫌がっていた双葉だが 美味しいそばを紹介すると言う条件に彼を 同乗させる。 その途中、 拓海が北海道出身ではないこと、 人生の目標がないヒッチハイクであることを 知った双葉は、彼に最北端を目指すという 旅の目標を与えることにした。 その目標を達成した暁には、双葉の元へ 報告に行くと約束をし、次の道の駅で 拓海と別れ、目的地へと車を進めた。 カニと真実 目的のかにのお店に着いた3人は、大きい カニを頬張り、幸せな食事の時間を過ごす。 次の目的地に向かう前、双葉は、このお店の 店員が毎年蟹を送ってくれる 坂巻君江であることを安澄に告げる。 そして、 彼女が母親であると言う事実を 安澄に突きつける。 ショックを隠せず、事実を受け入れられない 安澄に君江と話をするように、車から下ろし あとで迎えに来るからと置いて行ってしまう。 聴力のない君江に安澄は手話で会話を始める。 手話ができることに驚いた君江に、母がいつか 役に立つから手話を覚えるように勧められた と話した。 双葉と真実 水族館を巡ったあと、双葉はお店の 駐車場に戻り、安澄を迎えに行くよう 鮎子にお願いをする。 ところが、 戻ってきた二人の目の前には 倒れている双葉の姿が。 病院へ運ばれた双葉は、以降緩和ケアの施設に 入ることとなった。 定期的に安澄と鮎子は、双葉の お見舞いにきていた。 そこに、以前世話になった探偵の滝本親子が やってきた。 彼の口から、 双葉の母親が存命していることが 告げられる。 母に会いたい 母の居場所を知った双葉は、今すぐ会いたいと 車を走らせ、母の住む家へ向かった。 滝本が、母親に双葉が会いたがっている旨を 話したが、そんな娘はいないと断られてしまう。 それでも、 一目見ようと外壁から彼女の姿を見た 双葉は、思わず石のオブジェを投げつけ 窓ガラスを割ってしまう。 ピラミッド 新婚旅行にエジプトに連れて行ってもらう 約束をしていた双葉と一浩。 金銭的にも厳しい一浩はなんとか双葉に エジプト気分を味わってもらおうと 木彫りのピラミッドを安澄に託す。 しかし、反応はいまいち。 悩みに悩んだ一浩は、安澄と会う約束を していた君江、偶然同じ日に目標達成の 報告にきていた拓海にあるお願いをする。 夜の病室でぼんやりしている双葉の元に 安澄からのメールが。 外を見てと書かれており、 窓から外を 見ると、そこには、みんなで作った 人間ピラミッドがあった。 その姿を見た双葉は、死にたくない、 生きたいと泣きじゃくってしまう。 『湯を沸かすほどの熱い愛』結末ネタバレ C 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会 双葉が息を引き取った。 多くの人が死を悼み、告別式に足を運んだ。 彼女が眠るのは、幸の湯の大浴場。 美しい花に囲まれている。 霊柩車が向かった先は、火葬場ではなく、 どこかの原っぱで安澄や拓海、 君江など笑顔で過ごしていた。 そして、一浩と拓海たちはお湯を沸かし、 幸の湯の熱いお湯に浸かっていた。 そのお湯を沸かすカマドの前には 双葉の告別式で彼女のそばに飾られていた 色鮮やかな花びらがこぼれ落ちていた。 湯を沸かすほどの熱い愛ストーリーネタバレまとめ 『湯を沸かすほどの熱い愛』の あらすじやストーリー、結末の ネタバレをお届けしてきました。 双葉の前向きで力強い生き方は 非常に元気が出ますね。 最後までご覧いただき ありがとうございました!.

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