ミッドサマー 不快。 『ミッドサマー Midsommar』感想(ネタバレ)…私はアリ・アスターに恋してる : シネマンドレイク:映画感想&レビュー

ミッドサマー

ミッドサマー 不快

恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭を舞台に、天才的な発想と演出、全シーンが伏線となる緻密な脚本、観る者を魅惑する極彩色の映像美が一体となり、永遠に忘れられない結末に到達する。 公開前からマスコミ試写会や先行上映で「完璧」「クオリティが高すぎる」と絶賛され、映画ファンから注目を受けていました。 初日公開からの4日間で動員7万7,125人、興行収入1億1,545万円を記録し、本年度アカデミー賞受賞作「スキャンダル」を超える興行成績を達成しました。 「ミッドサマー」フル動画を無料視聴 キャスト/スタッフ 登場人物 スタッフ• 監督・脚本:アリ・アスター• 撮影監督:パヴェウ・ポゴジェルスキ• プロダクション・デザイン:ヘンリック・スヴェンソン• 編集:ルシアン・ジョンストン• 衣装デザイン:アンドレア・フレッシュ• 音楽:ボビー・クルリック アリ・アスター監督は、「へレディタリー/継承」(2018)がサンダンス映画祭で上映されるや批評家から大絶賛され、世界中の映画誌、映画サイトのベスト作品に選出されました。 同作品は、アリ・アスター監督がサターン賞新進監督賞を受賞したほか、ゴッサム賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、インディペンデント・スプリット・アワード、オンライン映画批評家協会賞など多数の映画賞にノミネートされ、主演のトニ・コレットは数々の主演女優賞を受賞しました。 「ミッドサマー」フル動画を無料視聴 予告編、あらすじ、ストーリーの内容 「ミッドサマー」フル動画を無料視聴 見どころをネタバレなしで紹介! 見どころ 「明るいのに恐ろしい」そして様々な伏線! 本作の魅力は「明るいのにおそろしい」白夜のスウェーデンが舞台のスリラーでありながら、 劇中に散りばめられた様々な伏線や謎について考察できるのが楽しみの一つです。 アリ・アスター監督自身も「劇中に登場する絵画に謎を解く意味が込められている」と語っています。 SNS上でも、細かい伏線の回収や、絵画に込められた意味、劇中の登場人物の衣装や屋敷に記されたルーン文字の意味の考察、北欧神話との関連、画面に隠された謎のシルエットについて様々な考察がなされて大騒ぎです。 さらに、監督自身も来日舞台挨拶で「ハッピーエンドでもある」と結末について語っているのも気になります! 一度だけでは見逃しているものも多いかもしれない本作は、散りばめられた数々の伏線を見つけたり、どのシーンでどの作品がどう影響を与えているのかを確認したり、何度観ても発見があると、リピーターファンも続出しています! 以下、ネタバレ注意 ダニー(フローレンス・ピュー)は、恋人のクリスチャン(ジャック・レイナー)とうまくいっていなくて悩んでいます。 そんな中、心を病んだ妹が両親と無理心中をしてしまい、ダニーはショックにあまり泣き叫び、クリスチャンを頼ります。 彼は友人のひとりのスウェーデン人ペレ(ヴィルヘルム・ブロングレン)の誘いで男友達と彼の故郷の夏至祭に行こうと計画していましたが、その旅にダニーも同行することに。 向かった先は、スウェーデンの人里離れた場所にあるホルガという場所。 そこで暮らす共同体の人は彼らをとてもやさしく出迎えてくれます。 しかし「いい場所」だと思っていたのは最初だけ。 彼らはそこでおぞましい体験をすることになるのです。 【美しいヴィジュアルの中に混在する奇怪】 とにかく冒頭から、ヒロインの家族がいきなり無理心中するという不吉な出来事からスタート。 まあ、事前に「怖い映画らしい」と聞いていたので、クリスチャンと出かけた北欧で何かが起こるのは想像していたので、かなりドキドキしながら観ていました。 舞台はとても風光明媚な場所で、花が咲き乱れ、若い女性たちはみんな美しくて優しい。 一見、女子の大好きな北欧のかわいらしいヴィジュアルが展開していきそうに見えますが、だんだん、全員、同じような白い服を着ていて、同じような笑顔で、やたら親切なのがかえって薄気味悪く見えてきます。 そして夏至祭の儀式で最初の恐怖をつきつけられるのです! [ホルガの人たちのヤバい行いに驚愕!】 最初の儀式では、ダニーたちの目の前で老人が二人、崖から飛び降り自殺するのです! ひとりは即死ではなかったため、ホルガの人が肉体を叩き潰すという……。 ダニーたちは「なんてこと!」と恐怖を感じますが、彼らは「これは私たちの伝統なの。 亡くなった彼らにとって名誉なことなのです」と笑顔で語るのです。 私だったら、この時点でここから逃げ出す方法を考えますが、ダニーたちは、そのまま居座る……というか、逃げ出そうとしたほかの人物は速攻で命を奪われ、クリスチャンの友達もホルガの聖典の写真を撮ってしまい、殺されてしまうのです。 【クレイジーな世界に落ちていくダニーとクリスチャンの運命】 旅人の中でも、ダニーの彼氏クリスチャンの運命は悲惨です。 彼はこの地で若い娘に惚れられるのですが、ホルガでは女性が好きな男性にアプローチする際、自分の下半身のヘアーを食べ物に混ぜて食べさせたり、経血をドリンクに混ぜて飲ませるという習慣があり、クリスチャンは何も知らずに食べたり飲んだりしちゃうんですよ~! 一方、ダニーは、ホルガの女王を決める儀式に参加させられます。 女性陣はみんな倒れるまで踊らされ、最後まで踊っていた人が女王になれるのです。 そのダンス大会で、なんとダニーは女王に! しかし、そのあと見てしまうんです。 小屋の中で大勢の裸の中年女性に囲まれたクリスチャンとホルガの娘が裸で抱き合っているところを! 【『ミッドサマー』の怖さの正体】 『ミッドサマー』の恐怖は、人を不快な気持ちにさせたり、嫌悪させたりする気持ち悪さを伴うもの。 ホルガの人がゲストに好意に見える行動はすべて、自分たちのカルトな儀式に従わせるためのものだったのです。 彼らはダニーたちの飲み物や食べ物に薬物も混入させて、正常な考えを持てないようにコントロールしていた節もあります。 明るい太陽の下、ニコニコと残酷なことをしてくるホルガの人たち。 心の中で「ゲストの皆さんは私たちの大切な餌食なのです」と思っていたに違いありません。 おそろしい……。 ダニーとクリスチャンがどうなるのかは映画を観ていただきたいのですが、女王になったダニーが花々に身を包まれているシーン、奇怪でドン引きしてしまいました……。 人間の精神が壊されている様を見せられたような気になる『ミッドサマー』。 ご興味あったらぜひ。 「ミッドサマー」フル動画を無料視聴 評判、感想、評価は? 「ミッドサマー」はSNSのツイッター等でも大絶賛され、「考察しがいのある映画」、「気づいた時に鳥肌が立った」など、緻密な脚本と完璧なクオリティに「もう一度観たい」という評価が相次いでいます。 「ミッドサマー」見てきました。 いやーーこれは、確かにヤベェ映画だけど………………面白いわ!! 定額見放題:無料お試し期間を利用して無料視聴できます。 レンタル:無料お試し期間で貰えるポイントでレンタル視聴できます。 長編デビュー作で大絶賛された「へレディタリー/継承」は配信されているので無料視聴するのもオススメします! 各動画配信サービスのオススメポイント 「へレディタリー/継承」を視聴できるのは、U-NEXT、dTV、music. jp、Amazonプライム、TSUTAYA TV。 U-NEXTは無料お試しで貰えるポイントで、レンタルして視聴することができます! Amazonプライム・ビデオは、レンタル作品ですが、ポイントが貰えないので無料ではありません。 TSUTAYA TVなら定額見放題なので、無料お試しでタダで観ることができるから一番オススメ。 各動画配信サービスのオススメポイントはこちらでまとめてますので参考にしてね。 「ミッドサマー」フル動画を無料視聴 まとめ 年齢制限で未公開シーンを含むディレクターズカット版の上映決定 もともと本作は15歳以上の視聴年齢制限がありましたが、さらに未公開シーンを含む170分のディレクターズカット版が18歳以上の年齢制限をつけて2020年3月13日(金)より全国劇場で上映開始とされました。 『ミッドサマー』と合わせて 全国186スクリーンでの拡大公開となり、ともに満席回が続出し、週末映画動員ランキングは前週から2位アップの5位を記録し、TOHOシネマズでの全国動員ランキングは、 『パラサイト 半地下の家族』や『Fukushima50』といった大作を抜いて 1位を達成しました! ディレクターズカット版は、レギュラー版ではカットされた 未公開シーンを含む上映時間2時間50分で、映倫区分は R18+。 主人公・ダニーと恋人・クリスチャンの関係性がより丁寧に描かれており、ホルガ村の他なる儀式の様子も追加されています。 「よりヒロインに感情移入できた」、 「レギュラー版の謎が解けた」という声も上がっており、レギュラー版の後に鑑賞しても、さらなる爽快感と新たな発見を体験できる内容となっています。 また2020年3月27日(金)からは、アリ・アスター監督の長編デビュー作にして 「現代ホラーの頂点」と評された 『ヘレディタリー/継承』の 4DX版が全国の4DXシアターにて上映されましたね。 「常軌を逸した完成度」、 「怖すぎる」と絶賛され、数々の映画評論家や映画ファンの 2018年ベスト映画に選出された同作の恐怖が、4DXによってどのように増幅されるのかにも注目が集まっています! 「ミッドサマー」を解説 そして、本作は数々の伏線が張られた考察ホラー映画ですが、公式HPでは本編鑑賞後に観て下さいと記された「完全解析ページ」が設けられています! ぜひ、本作を鑑賞後に見てみてはいかがでしょうか? ホラー映画が好きな方はこちらの記事もどうぞ!.

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【ネタバレ感想】『ミッドサマー』はグロい怖い?いや、不快です。|MOVlog

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ミッドサマー あらすじ不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。 彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。 ちょうど太陽が沈むことがない時期だったその村は、美しい花々が咲き誇り、優しい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園のように思えたが…。 普段からホラー映画はたくさん観ていますし、ジャンルとしても好きですけど、ここまで特別な感情を抱いたのは初めてかも。 何なんだろう、この気持ち…。 私の、私の何か、ヴァージンを奪われた…(えっ)。 それは私だけではなかったようで、『ヘレディタリー 継承』公開後は世界でも日本でもザワザワとした反応がマニアの中では拡散。 一種の カルト映画、そして カルト監督の誕生によって、新しい新興宗教が誕生したような感覚です。 私もその衝撃的な出会い以降、劇場鑑賞のみならず何度も鑑賞して自分なりにこの感覚を分析しようと試みたのですけど、現状、 その答えは出ていない…。 研究するには私のスキルがあらゆる意味で追いついていない。 とんでもない存在だ…。 どちらかと言えば『ローズマリーの赤ちゃん』や『エクソシスト』のような 「オカルト系」。 しかし、あくまで表面上のルックはそうなのですが、最終的な語り口は、こう、何とも言えない感じで…。 推理ジャンル用語で 「ホワットダニット」という言葉がありますが、まさにその感じに近いです。 「一体これは何を見せられているんだ…!?」と観客は困惑の底なし沼に投げ込まれ、最後に 「ああ、そういうことね!」と自分なりの理解を見つけられた者だけがその沼から救われる。 それができなかったらそのまま沈みます。 つまりすごく万人ウケしづらい映画を作る人です(だからカルト化するんですが)。 「なんだか話題らしいじゃん…」と迂闊に手を伸ばすと 「え、これの何がいいの? 全然怖くもない、というか意味不明なんだけど…」となる可能性も大いにあります。 むしろ鑑賞するというか、 儀式に参加する…という認識で映画を観ますよ。 『ヘレディタリー 継承』級の映画を作ったら、次は必然的に厳しいんじゃないかと思いましたけど、この監督はそんな凡人ではやっぱりありませんでした。 たぶん人間じゃないです、この人。 この『ミッドサマー』がまた『ヘレディタリー 継承』以上に形容しづらい作品になっていて…。 ひとつもネタバレしたくないので、どうしたものか…。 監督は 「僕はこの映画をホラーだとは一切思っていない」とキッパリ発言しており、私も全くそのとおりだなと鑑賞後に思いました。 本作は 恋愛映画です。 ええ、恋愛です。 だからこの感想ブログの記事のカテゴリも「ロマンス」にしましたし…。 なんでも監督いわく、 当時、付き合っていた彼女と別れたばかりのときにアイディアを考えたらしく、確かに 失恋ムービーになっているじゃありませんか。 なので本作を観るならば、ぜひとも 「失恋したばかりの人」は必見です。 もしくは 「人生一生、失恋している人」とかも。 もし今恋人と幸せの真っ最中だという人は、 別れてください(酷すぎる)。 なんか騙そうとしているような紹介になってしまいましたが、正直な感想に基づく本音です。 まあ、 グロ描写やセクシャル描写も前作以上に突発的にぶっこまれるんですが…。 でも怖がりにいくような映画ではないと私は思っています。 あ、俳優の話を何もしていない。 彼女がひたすらに堪能できる映画と言っても過言じゃないです。 ということで『ミッドサマー』を観るぞ!という人は、自分の中の失恋感情を最大限に増幅させたうえで鑑賞に臨んでみてください。 妹から「全てが真っ暗、さようなら」という意味深なメールが届いて以来、一切の連絡もつかず、不安で落ち着きません。 両親の家にも電話しますが、夜中だからか、反応は無し。 恋人の クリスチャンにも電話し不安を吐露しますが、彼は「大丈夫だよ、構ってほしいだけだろ、相手すればするほど…」とたいしたことはないと言います。 そこへ非通知の電話がかかってきて…。 クリスチャンは大学の男友達仲間である ペレ、マーク、ジョシュとつるんでいました。 どうやらクリスチャンはダニーと別れたいらしく、そのことも友人には筒抜けですが、破局一歩手前で止まっています。 ひとしきりダニーの愚痴をこぼす友人をよそに、またダニーから電話がかかってきてうんざりするも電話に出るクリスチャン。 しかし、電話先のダニーの様子は明らかにおかしく、錯乱状態です。 ダニーの両親の家で遺体が見つかりました。 車の排気ガスによる一酸化炭素中毒らしく、老夫婦はベッドで死亡。 そしてその老夫婦を殺害したと思われる娘の女も自ら死を選んでおり…。 両親と妹の突然の死を知り、言葉にならない慟哭をあげて崩れるダニー。 彼女のそばにいるクリスチャン。 外は雪が降り続いています。 そんな悲劇の後、ダニーはクリスチャンたちが スウェーデンの夏至祭に行く計画を立てていることを偶然に知ります。 そしてクリスチャンは思わず「一緒に来る?」と誘ってしまいます。 その場所はペレの故郷らしく、 小さなコミューンで珍しい祝祭を開く貴重な時期なのだとか。 まだ悲劇から立ち直れ切れていないダニーは、とりあえずついていくことにしました。 飛行機に乗り、車に乗り、たどり着いたのは森と草原しかないスウェーデンの田舎。 途中でペレの友人である イングマールと合流し、そこで同じく観光に来たらしい サイモンと コニーという婚約した二人とも知り合います。 少しハッパを吸って草原でボーっとした後、今度は徒歩で森を進みます。 そして到着。 そこは 白い衣装の男女がたくさんいる牧歌的な集落「ハルガ」で、 90年に1度の夏至祭を祝うべく準備が行われていました。 温かい歓迎を受けたダニーたちは、自分たちが知らない異文化に興味津々。 集落のあちこちにある奇妙なモノにも見惚れつつ、1日を過ごします。 白夜なので日が沈まず明るいままですが、寝る時間に。 宿泊場所は神秘的な絵が壁と天井に書かれた建物で、そこに仕切りもなくベッドが並ぶのみ。 翌朝、いよいよ祝祭の初日が始まりました。 外で長い机の席につく一同に混ざって座っていると、前にいるひときわ 老体な男女が歌いだし、今度は椅子ごと運ばれていきます。 そしてダニーたちや他の集落の人たちが下から見守る中、崖の上に立つ老男女。 手にナイフをあてて、流れる血を石板のようなものにこすりつけます。 すると信じられないことにひとりの老女が 崖から身を投げます。 当然、見るも無残な死体が崖の下に転がることに。 ざわつくダニーたち。 儀式の一部だと説明されるも理解不能です。 さらに老男まで続いて身投げ。 今度は足から落ちたため、脚部はズタズタに折れましたが、息はあります。 しかし、おもむろにハンマーを持った白衣装の人が近寄り、それを老男の頭部に振り下ろし…。 グチャリと潰れる頭。 さあ、祭りは始まったばかり…。 🌸🌼🌻🌹💐 不安を煽る天才がまたもや 『ミッドサマー』はジャンル的に無理やりカテゴライズしてしまえば、『ウィッカーマン』や『グリーン・インフェルノ』のような、現代人には理解不能な独自の風習や文化の狂気を身をもって体験してしまう 「ペイガニズム映画」です。 まあ、キワモノなジャンルとして一部のマニアに喜ばれる、昔からあるタイプのあれですね。 なので一様に「怖い!」とか「グロい!」とかとってつけた陳腐な言葉で作品を形容するのはふさわしくないかな…と。 とは言っても前述したように「ホワットダニット」ですからね。 まず序盤はジャブです。 『ヘレディタリー 継承』のときもオープニングから「え!」となるような意表を突く理解不能な演出が飛び込んでいて、全く目を離せなかったですが、今回も健在です。 冒頭、謎の歌で始まり、 それがいきなり電話呼び出し音でブチっと途切れるという、嫌がらせでしかないスタート。 そこからかなり精神的に錯乱している状態である主人公のダニーが映り続けるのですが、この主人公の不安定さが余計に観客の不安を増長させます。 薬も飲んでいますし、もしかしたらこの主人公の全部妄想なんじゃないか…そんな気にさせるほどの信用ならなさです。 そこからの何の事情もわからないままの悲劇の発生。 悲しみに打ちひしがれるダニーを通り過ぎて窓の雪景色にカメラはズームし、そこで小さい字でオープニングクレジットとタイトルが表示。 もう私はこのへんで100点満点中190点くらいは叩き出していましたよ、ええ。 この 窓を不自然なくらい映すというのはこれ以外にも頻出し、スウェーデンへ向かう移動中のダニーの飛行機や車でも窓がわざとらしく映るんですね。 他にも道路を走る車の映像が ぐるんと逆さまになったり、スクリーンを直視していると酔いそうな演出も挟まれます。 目的のコミューン周辺に到着するとダニーたちはハッパですっかりボーっとすることになり、さらに観客としては主観が信用できない感じに。 ダニーは自分が植物と一体化するような幻覚や、妹や親の気配を感じているような場面が挟まれ…。 とにかく前半だけでも観客の不安度を最高潮に引き上げる。 これでいいのか、 スウェーデン人そんな不安MAXでいよいよコミューンに到着。 でも観客としてはあれだけ不安を増長させられていますから、その天国の村みたいな場所も逆に胡散臭さ満載に見えるわけで…。 しかも、やっぱりところどころに不吉さを感じるアレコレが平然と映ります。 怪しいにもほどがある三角の黄色い建物とか、檻に入ったクマとか、女性器が描かれた絵とか…。 あと村民が何を喋っているのかさっぱりわからないのもどことなく嫌ですし、そんな中で 「ホォハ!」というやたら気合入った掛け声のようなものが突発的に発せられるのもわけわからん状態に拍車をかけるし…。 不吉さを描くならば定番は暗いシーンを多めにするものですが、『ミッドサマー』は白夜という設定も巧みに活かして180度アプローチを変えてきています。 前作といい、ロマン・ポランスキーを継承しまくっているなぁ…。 例の飛び降りイベント後に人をまさに天国送りしていることが判明して以降も、不吉さを醸し出す手は緩めません。 足に鎖をつけてお腹に石を乗せて今にも水辺に投げ込まれそうになっている子のシーンとかの悪趣味さなんてもうね。 あとクリスチャンの食べたタルトに毛が入っていて 「陰毛か?」と疑念を持つあたりとか、 彼の飲み物だけ妙に赤い(月経血を思わせる)とか。 ちょっと自分でも嫌になるくらいの不信感を煽られてしまい、確かにあの場にいるのも嫌悪する気持ちもわかる…。 もちろん本作で描かれるのは一応スウェーデンの夏至祭という実際にある文化をベースにしてはいるのですけど。 なお、邦題は「ミッドサマー」ですが原題は「Midsommar」(意味は夏至祭)なので、「ミッドソマー」もしくは正しくは「ミッドソンマル」と綴るべきですけどね。 それでもこうもやりたい放題で外国人にアレンジされちゃって、さらにそれを許してくれるどころか、 自分で映画化を持ちかけちゃうスウェーデン人の頭の狂った、あ、失礼、度量の広い民族性。 古いモノを燃やし尽くした先に…そんなこんなで『ミッドサマー』の狂気を語ってきましたけど、ここからは少し真面目に(いや、今までも真面目な感想だったけど)。 ダニーはクリスチャンと恋人関係にありますが、もうほとんど破局も同然。 それでもカタチだけは保っている、そんなカップル。 こういう関係性、ありがちですよね…。 あのすっかりダニーの誕生日を失念し、慌てて小さいケーキで祝うクリスチャンのシーンで、 全然ライターでろうそくに火を付けられないのが、この二人の残念さを象徴していてなんとも。 他にも体裁として「俺はカノジョのことを想ってます」風に振る舞う一連のシーンの数々も痛々しい…。 ダニーはダニーで家族の不幸への自責の念に押しつぶされそうでそれどころではありません。 また、一部では本作を 「フェミニズム映画じゃないか!」と評する声もあり、監督にそんな明確な意図はないにせよ、それも確かに頷ける構成ではあります。 クリスチャンら男グループは冒頭でも描かれているとおり、明らかにダニーを「うざい女」程度にしか思っていません。 感情的で不安定でヤバい女だと。 でもいざダニーを目の前にすると一応は表面的な歓迎ムードで仲間に入れる。 まあ、世の中、普通にありますよね。 コミューンに宿泊すると、 それまでまとまっていた男グループに綻びが生じ始めます。 クリスチャンとジョシュはこの村の風習を論文ネタにすることに決め、キャリアをめぐっての マウントの取り合いが勃発。 一方の学問に全然興味なさそうなマークは無神経さで周囲を愚弄し、 ひとり欲望のことしか考えていません。 そんな破綻してきた男グループの あっけない連帯をよそに、ダニーは自分の居場所を見つけ始めます。 対するクリスチャンは男仲間が行方不明になったことでひとり気まずそうに席につき、終盤は半ば儀式的な性行為へと。 まさに彼の男らしさが蹂躙されます。 そして最後は…。 あの 全身お花だらけのダニーと、 全身クマのクリスチャンの対比となるビジュアルデザインが本当に私は大大大好きですね。 声を上げる村の者たちの笑っているのか、泣いているのか、怒っているのか、さっぱりな反応。 そこで笑みを浮かべるダニーは、 克服のすえに新しい幸せを勝ち取ったのか、それとも狂気に溺れただけなのか。 もう何も怖くない!.

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映画「ミッドサマー」の字幕・吹替版を無料視聴する方法!あらすじ、見どころをネタバレなしで紹介!

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脚本も手掛け、自身の恋人との破局からもインスピレーションされたという本作は、ジャンル映画の真骨頂というべき位置づけになった映画でした。 注目の若手俳優たち 主演はいま再注目の女優、フローレンス・ピュー。 第92回アカデミー賞でも助演女優賞にノミネートされました。 その他にも、 『シング・ストリート』のジャック・レイナーや、 『メイズ・ランナー』のウィル・ポールターなどが出演しています。 この二人 『デトロイト』でも共演していたのですが、いい意味で何かが起こしてくれそうな役柄が多いんですよね。 特にウィル・ポールターは一癖ある嫌な奴の役が似合っていて大好きです。 配給は話題のA24 本作の配給は面白い映画を数多く排出している映画プロダクション「A24」。 関連記事 『ミッドサマー』はグロい怖い?いや、不快です• 何より、 サブリミナル的にグロいシーンを突然のカットで切り込んでくる辺りが憎いなーと思いました(上手いです)。 具体的なグロい場面について知りたい方はネタバレ以降で解説しています。 怖さについて 一応ホラー映画というジャンルでもある本作ですが、いわゆる怖さというものは感じませんでした。 ただ、 「怖さよりも気持ちが悪くなる不快さ」が怖さ以上の不気味で不穏な空気を作っているのです。 一番印象的なのは、 冒頭とそれ以降の映像のギャップ。 ボニーの妹が両親もろとも心中するという不幸な出来事を薄暗い映画で描く序盤と対象的に、スウェーデンのホルガ村へ移ってからは、白夜で白昼の映像が続きます。 そしてそこで行われる奇祭と、その場所のギャップが気持ち悪さを促進させます。 詳しくはこの後ご紹介しますが 決して「怖い」映画ではないです。 【ネタバレ感想】見事な伏線とカタルシス• ダニーとクリスチャンの恋愛• 家族を失ったダニーの精神的トラウマ どちらにしてもラストでは主人公ダニーの変化を感じることになります。 まずは、ダニーと彼氏のクリスチャンの関係性。 4年以上も付き合いながらも誕生日を忘れるクリスチャン。 一家心中というトラウマを抱えたダニーをクリスチャンは支えているようでそうでもない。 惰性で付き合っているようなクリスチャンに不安を感じるダニー。 さらに、 家族を失ったことのトラウマが彼女を苦しめます。 しかし、ホルガ村のコミューンはそんな彼女を受け入れてくれます。 それが顕著に分かるのが、クリスチャンが赤毛の少女マヤとセックスしているところを見てしまった後のシーン。 号泣する彼女の泣き声に合わせて周りの女性達も一緒に泣き叫ぶのです。 このシーンの気持ち悪さと言ったら。 ホルガのコミューンが彼女を受け入れ、彼女の気持ちとリンクした瞬間でした。 そして、 恋人クリスチャンを生贄に選択するラスト。 これによって 彼女のクリスチャンへの依存から解放されるとともに、ホルガ村の人とリンクすることで家族を失ったダニーは新たな家族を手にするのでした。 気味の悪いラストなんですが、ラストカットの彼女の笑みを見るとこれまでの苦しみからの解放を否応なく感じるんですよね。 まさにカタルシスです。 今後の彼女がどう生きていくかを想像させる終わり方にしていたのはさすがでした。 新たな家族と共にコミューンで生きていくのか。 それとも我に返って復讐をするのか。 そして、この物語の引き金となった大学の友人ペレに関しても、彼のダニー対する想いと 「両親が炎に包まれて死んだ」という言葉から、この ダニーの物語は避けられなかったのではと思うと背筋がゾクゾクしました。 その他にも徹底した伏線と細かな演出が散りばめられている本作。 ありがたいことに、本作の伏線の数々とその解説は公式HPで公開しているのでそちらをご覧いただければよく分かると思います。 映画『ミッドサマー』のグロい場面 本作はR15+の割にはグロい映画でした。 恐らく慣れていない方だと、結構ショックを受ける方も多いのではないでしょうか。 『ミッドサマー』に登場したここがグロかったというシーンを挙げてみます。 『ミッドサマー』のグロシーン.

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