鼻 うがい コロナ。 前頭葉機能低下を予防する鼻うがいはコロナウイルス感染症にも有効?

コロナウィルス対策には手洗いうがいが大切。その理由や効果とは?

鼻 うがい コロナ

前回のコラムで、マスクでは新型コロナウイルスに「感染しない効果」はあまりないことを説明しました。 また、マスクを使用することでかえって感染しやすくなる可能性についても紹介しました。 そして最後に「最強の新型コロナ予防法は鼻にウイルスを入れないこと」という私見を述べました。 鼻にウイルスを入れなければ感染する可能性が激減するなんて、そんなこと当たり前じゃないか、と思われる人もいるでしょう。 では、あなたは1日に何回くらい自分の鼻を触っているかを考えたことがあるでしょうか。 これを調べた研究があります。 26人の医学生のふるまいをビデオで撮影し、1時間に何回顔を触るかを調べました。 論文によれば、1時間で顔面に手指が触れた回数は平均でなんと23回。 そのうちの約3回は鼻の粘膜に触れていたというのです。 医学部の学生にもなって、鼻をほじるような人はいないでしょうから無意識的に手指が鼻の粘膜に触れてしまっているわけです。 もしも手指に新型コロナウイルスが付着していたとすれば感染が起こり得ます。 いくら手洗いをしっかりしていても、手洗いの後に机やキーボードに触れればすぐにウイルスに汚染される可能性があるからです。 次にもうひとつ興味深い研究を紹介しましょう。 医学誌「Nature Medicine」2020年4月3日号に「呼気に含まれるウイルスとマスクの有効性(Respiratory virus shedding in exhaled breath and efficacy of face masks)」という論文が掲載されました。 この論文の主題は「医療用マスクを装着することにより、呼気のウイルス量が減少す… たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。 91年関西学院大学社会学部卒業。 4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。 研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。 同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。 その後現職。 大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援する代表も務める。 日本プライマリ・ケア連合学会指導医。 日本医師会認定産業医。 労働衛生コンサルタント。 主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。

次の

「嗅覚喪失」 コロナが鼻から入る人、口から入る人|Dr.和の町医者日記

鼻 うがい コロナ

新型コロナウイルスが中国で猛威を振るっています。 このウイルスについてはまだよくわかっていませんが、感染防止が重要なことは間違いないようです。 私は、 ある方からの強い勧めで鼻うがいを始めました。 最初は、鼻に液体を入れることに抵抗を感じましたが、結論としては、 心地よさから病みつきです。 毎日、朝夕2回行っています。 とても鼻の通りがよくなり、自然に鼻呼吸が実践できます。 特に花粉症の季節では、鼻が詰まるのか、口を開けて口呼吸をしている方をよく見かけます。 実は口呼吸は、前頭葉機能を低下させるリスクであり、認知症の一因にもなります。 口呼吸の害を考えると、鼻の通りが良くなる鼻うがいは認知症予防につながる可能性もあるのです。 今回の記事では、鼻うがいのメリットと正しい方法についてご紹介します。 1.鼻うがいとは? 「鼻うがい」とは、 鼻の中を、まさにうがいのように洗い流す方法で、鼻をかんでも出にくい 粘り気のある鼻水や、花粉、ハウスダストなどのアレルギー物質を取りのぞく効果があるといわれています。 のどをガラガラさせるうがいとはイメージが異なります。 アレルギー物質の除去に効果があります 2.鼻うがいのメリット 鼻うがいには以下のような、メリットがあります。 2-1.鼻呼吸が安定する 前述の効果のおかげで、鼻の通りがよくなります。 その結果自然に鼻呼吸が安定します。 2-2.風邪を引きにくくなる 普通に行う、「のどのうがい」では風邪予防には十分とはいえません。 風邪のウイルスが付着しやすいのは、鼻の奥のといわれる部分ですが、「のどのうがい」では上咽頭を洗い流すことができません。 一方、鼻うがいでは上咽頭までしっかりと洗い流すことができ、より効果的な風邪予防になるといえます。 上咽頭は鼻腔の奥にあり、通常のうがいでは洗うことができません 2-3.花粉症や黄砂などのアレルギー対策 花粉や黄砂は多くの場合、鼻の粘膜に付着するので、特に「鼻うがい」が効果的です。 上咽頭に付着した花粉やホコリなどを洗い流すことで、アレルギーの原因を取り除くことができます。 特に花粉の季節には、黄砂も混じっています。 黄砂の影響を受ける方には特に鼻うがいはお勧めです。 黄砂については以下の記事も参考になさってください。 3.口呼吸が脳に与える悪い影響 「口呼吸は鼻呼吸よりも、前頭葉により酸素消費を生じる」という報告がされています。 (佐野 真弘ら )。 この研究では、最新のベクトル脳機能NIRS計測法を使って、近赤外線を頭皮上から照射し脳の酸素活動を計測。 その結果、 口呼吸では前頭葉の活動が休まらず、慢性的な疲労状態に陥りやすくなることが明らかになりました。 前頭葉の慢性的な疲労状態により、 注意力が低下し、学習能力や仕事の効率の低下を引き起こすのです。 通常、 認知症における脳の機能は、 前頭葉機能の低下から始まり、側頭葉機能の低下に発展します。 つまり、口呼吸が慢性化すると、前頭葉機能の低下を介して、認知症の発症にまでつながるといえるのです。 4.鼻うがいの方法 鼻うがいは、 冷たい水で行うと鼻がツーンとして痛みを感じてしまいます。 これは体液と水の浸透圧が違うために起こります。 そのため鼻うがいでは、 体液と同じ浸透圧である、0. 9%の食塩水を使って行います。 9%食塩水の作り方:1リットルのぬるま湯に対し、9gの食塩を入れて溶かします。 (500ccなら4. 5g、2リットルなら18g) 4-1.洗面器の食塩水を吸い込む方法• 洗面器に2リットルの0. 9%食塩水を入れます。 片方の鼻の穴を指で押さえながら、洗面器の食塩水に顔を近づけて、もう片方の鼻の穴から食塩水を吸い込みます。 このとき食塩水を飲み込まないようにします。 洗面器から顔をはずして、吸った鼻の穴から食塩水を出します。 慣れてきたら、もう片方の鼻の穴や口から食塩水を出してみましょう。 4-2.ストローで食塩水を吸い込む• コップなどに500ccの9%食塩水を入れて、ストローをさします。 片方の鼻の穴を指で押さえながら、もう片方の鼻の穴からストローで食塩水を吸い込みます。 このとき食塩水を飲み込まないようにします。 ストローから鼻をはずして、吸った鼻の穴から食塩水を出します。 慣れてきたら、もう片方の鼻の穴や口から食塩水を出します。 4-3.専用の器具がお勧め 洗面器から吸い込んだり、ストローで吸い込む方法は躊躇するものです。 また、 中途半端に行うと、鼻の奥にうがい液が残ってしまい、中耳炎を起こすこともあります。 そのため、ご紹介する器具をつかった「鼻うがい」をお勧めします。 40度前後のぬるま湯で、付属したうがい液で行うと、鼻のツンとした感じも殆どありません。 終わった後の爽快感が病みつきになり、 朝と夕の1日2回楽しみながら行っています。 水を貯めるところに温度計がついているため適正温度の設定が簡単• 付属に食塩がついているので、これを300㎖に溶かせば、0. 9%の食塩水が出来上がります。 自ら吸い込まなくても、ボタンを押せば、自然に一定の力で鼻の中が洗浄されます。 実は、 認知症の脳を調べると、 記憶を司る海馬より、感情を司る扁桃核が先に委縮することが知られています。 それを避けるには、五感すべてに刺激を入れ、感情豊かな生活を送り 扁桃核に刺激を与え続けることなのです。 そのため何よりも大事なことは、「心地良いか否か」です。 最近の風潮は、医学的エビデンスにこだわりすぎているように思えます。 医学的エビデンスにこだわりすぎずに、 感情に素直になって「自分にとって心地良いか否か」で判断されることをお勧めします。 そんな、鼻うがいを試してみてはいかがでしょうか? 6.鼻うがいの注意 お勧めの鼻うがいですが、以下の点に注意してください。 6-1.鼻に食塩水を入れるときは、大きく上を向かない 鼻に食塩水を入れた後、 大きく上を向くと食塩水が耳に入り中耳炎になる恐れがあります。 前かがみの状態で、顔はあまり上に向けないようにしましょう。 6-2.鼻で水を吸い込んでいるときに、口でつばを飲み込まない 水を吸い込んでいるときに、 つばや洗浄液を飲み込もうとすると、耳に洗浄液が入る恐れがあります。 6-3.やりすぎない 鼻うがいに慣れてくるとスッキリして気持ちがいいのですが、1日1~2回程度にしましょう。 (1回は200-300ml程度で十分です) 6-4.調子が悪ければやめる 鼻うがいを行うことでかえって、体調、とくに 鼻や耳の症状が悪化した場合は、中止ししょう。 7.まとめ• 鼻うがいは、風邪やアレルギー疾患に効果があります。 鼻呼吸が安定する点からは、認知症予防につながる可能性もあります。 鼻呼吸の方法は、機械を使う方法が最も安全で効果的です。

次の

新型コロナウイルス感染症(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 脇田座長ご説明)|厚生労働省

鼻 うがい コロナ

のどをガラガラさせるうがいではなく、鼻をスッキリさせる「鼻うがい」をご存知ですか? 鼻の中を、まさにうがいのように洗い流す方法で、鼻をかんでも出にくい粘り気のある鼻水や、これから少しずつ増えてくる花粉やハウスダストなどのアレルギー物質を取りのぞく効果があるといわれています。 鼻の調子がイマイチよくないとき、風邪・花粉症対策に、鼻うがいを試してみませんか? 鼻うがいは風邪や花粉症になぜ効果的? 鼻の中を直接洗い流す「鼻うがい」。 鼻をかんでも出にくいガンコな鼻水をスッキリさせることができるため、鼻の調子が今ひとつ良くないときは、一度は試してみたい方法です。 さらに鼻うがいは風邪や花粉症の予防にもなり、健康維持のためにもおすすめです。 というのも、風邪のウイルスや花粉が付着しやすいのは、鼻の奥の上咽頭といわれる部分で、のどのうがいでは上咽頭を洗い流すことができないからです。 一方、鼻うがいでは上咽頭までしっかりと洗い流すことができますから、より効果的な風邪予防や花粉症対策になるといえます。 鼻うがいの効果• 鼻の不快感の解消 鼻をかんでも出にくい粘り気のある鼻水もスッキリさせることができます。 風邪やインフルエンザなどのウイルス対策 風邪やインフルエンザの原因になるウイルスは、のどの奥の上咽頭に付着し、炎症を起こします。 鼻うがいなら、上咽頭を洗い流すことができるため、ウイルス対策になります。 花粉症やホコリなどのアレルギー対策 上咽頭に付着した花粉やホコリなどを洗い流すことで、アレルギーの原因を取り除くことができます。 ちくのう症の予防・症状の緩和 ちくのう症(副鼻腔炎)とは、目と目の間やほほなどにある副鼻腔という空洞にうみがたまる病気。 風邪や花粉などが原因で炎症が起き、粘り気のある鼻水や鼻づまり、頭痛といった症状が起きます。 鼻うがいでは副鼻腔を直接洗い流すことはできませんが、鼻の中の粘り気のある鼻水を洗い流すことができますから、ちくのう症の予防や症状の緩和に役立つと考えられます。 鼻うがいで準備するもの 市販の鼻うがい用の商品を使えば気軽に始められますが、自宅にあるものを使って鼻うがいを行うこともできます。 やり方がいくつかありますので、自分のやりやすい方法で試してみましょう。 鼻に真水が入るとツーンとしますが、これは体液と水の浸透圧が違うために起こります。 そのため鼻うがいでは、体液と同じ浸透圧である、0. 9%の食塩水を使って行います。 【準備するもの】• 一度沸騰させた、ぬるま湯• 洗面器やコップ• タオル など 【0. (500ccなら4. 5g、2リットルなら18g) この食塩水は使いまわすのではなく、鼻うがいをするたびに作るようにしてください。 鼻うがいの方法 最初のうちはお風呂で行うといいでしょう。 濡れることを気にせずにできますし、体も温まって鼻水も出やすくなっています。 【食塩水を流し込む方法】• 9%食塩水を入れます。 このとき「えー」と声を出すと流し込みやすいです。 ただし顔が大きく上向きにならないように注意してください。 どちらの鼻からでも構いません。 慣れてきたら口から出してみましょう。 【洗面器の食塩水を吸い込む方法】• 9%食塩水を入れます。 このとき食塩水を飲み込まないようにします。 慣れてきたら、もう片方の鼻の穴や口から食塩水を出してみましょう。 【ストローで食塩水を吸い込む】• 9%食塩水を入れて、ストローをさします。 このとき食塩水を飲み込まないようにします。 慣れてきたら、もう片方の鼻の穴や口から食塩水を出します。 鼻うがいを効果的にするための注意• 鼻に食塩水を入れるときは、大きく上を向かない 鼻に食塩水を入れた後、やや上を向くと口に流れやすくなりますが、大きく上を向くと食塩水が耳に入り中耳炎になる恐れがあります。 前かがみの状態で、顔はあまり上に向けないようにしましょう。 鼻で水を吸い込んでいるときに、つばを飲み込まない 水を吸い込んでいるときに、つばや洗浄液を飲み込もうとすると、耳に洗浄液が入る恐れがあります。 鼻を洗い終わった後に、鼻を強くかまない 鼻を洗い終わったら、前かがみのまま頭を左右に傾けるなどして、食塩水をすべて出すようにします。 その後軽く鼻をかむのはかまいませんが、強くかむと中耳炎の原因になります。 やりすぎは注意!1日1〜2回程度に 1回の鼻うがいでは2〜3度繰り返し、ヌルヌルした感じがなくなるまで行います。 鼻うがいに慣れてくるとスッキリして気持ちがいいのですが、1日1〜2回程度にしましょう。 (1回は200ml程度で十分です)• 鼻づまりがひどいとき、のどに痛みがあるとき、鼻水がのどに流れてしまうときはしない 鼻に炎症があって鼻づまりがひどいときや、のどに炎症があるときは鼻うがいは行わないようにしましょう。 また鼻水がのどに流れる後鼻漏のときも、食塩水が残りやすくなりますから、行わないようにしてください。 子どもは専用の器具を購入するか、耳鼻科でしてもらう 鼻うがいを間違った方法で行うと、中耳炎など別の病気を招く恐れがあります。 子どもは上記の方法では行わないほうがよいでしょう。 どうしても鼻うがいを行いたいときは、子どもでもできる市販の器具を購入するか、耳鼻科で鼻洗浄を行いましょう。

次の