ボーイング株価見通し。 米ボーイング、19年予想取り下げ 737MAX運航再開のめど示さず

米ボーイングの株価上昇、737MAXの問題解決へ前進と米当局(Bloomberg)

ボーイング株価見通し

米ボーイングは21日、737MAX機の運航再開に向けた連邦航空局(FAA)による再認証を年央まで取得できない可能性があるとの見通しを発表した。 飛行制御システムを巡る審査などが理由という。 運航再開がさらに遅れる見通しとなったことから、ボーイングの株価は一時5.7%急落。 終値は3.3%安となった。 ボーイングは、新たな予想時期を航空会社やサプライヤーなどに通知したことを明らかにした上で「安全な737MAXの運航再開がわれわれの最優先課題であり、運航は再開すると確信している」とした。 さらに、来週発表する四半期決算に合わせ、追加情報を明らかにする方針を示した。 FAAも声明で、737MAXの「修正点全てが最高の認証基準を満たしているかを確認する徹底的で慎重な作業を行っている」とし、「認証作業が完了する明確な日程は、設定しない」とした。 ロイターは前週、規制当局が運航再開の承認を後ずれさせていると報じていた。 最近まで2月あるいは3月に承認が下りるとみられていた。 アメリカン航空グループ 、ユナイテッド航空 、サウスウエススト航空 は第1・四半期に承認が出るとの前提で、6月初旬の運航スケジュールに737MAXを組み入れていた。 これをさらに後ずれさせる必要が生じるとみられる。 3社はFAAによる認証完了後も、機体の準備や操縦士の訓練に時間がかかるため、運航再開までに30日以上かかる可能性があるとの見通しを示してきた。 *内容を追加しました。

次の

ボーイング株、今こそ定額購入を始める時か?

ボーイング株価見通し

新型コロナウイルスの影響による航空機需要の低迷が数年続くと判断した。 日本企業が多くの主要部品を供給する中型機「787」の生産は2022年に月間7機と現在から半減する。 ボーイングへの依存度が高い日本の航空機産業にとって大きな打撃となる。 中型機「787」は年内に生産ペースを14機から10機に下げ、22年に7機まで減らす。 当初は21年までに10機に減らす計画だったが、新型コロナの影響を踏まえてさらに生産規模を落とす。 大型機「777」は現在の月4. 5機から21年に3機に約3割減らす。 【関連記事】• 同社のデビッド・カルホーン最高経営責任者(CEO)は運航停止中の小型機「737MAX」について20年中に低稼働率で生産を再開する考えを示した。 ただ、出荷が止まった約400機の在庫を抱えており、生産ペースは21年平均で月31機と停止前の52機の6割にとどまる見通しだ。 大規模な減産に備え、約16万人の世界の従業員を1割削減する方針も明らかにした。 ボーイングの減産は航空機エンジンを供給する米ゼネラル・エレクトリック(GE)など部品メーカーにとって影響が大きい。 航空機産業は裾野が広く、部品や素材のサプライチェーン(供給網)にはグローバルで1万7000社が連なる。 日本メーカーにとっては特に787の大幅減産が響く。 ボーイングが3月下旬に米国工場の生産を一時休止した際は、日本の航空機産業が集積する中部地方の部品工場が減産や操業停止に追い込まれた。 日本の部品会社は総じてボーイングとの取引の比率が高く、同社向けが収益の大部分を占めるメーカーも多い。 ライバルの欧州エアバスも、航空機需要の急減を受けて追加減産を検討している。

次の

事故で下落のボーイングは「買い」か?その強みを分析

ボーイング株価見通し

ニューヨーク株式市場が過去最大の下げ幅を更新し、ボーイング株も安値を更新した(写真:AP/アフロ) 世界最大の航空機メーカー、ボーイングが経営危機にあえいでいる。 主力の小型民間機「737MAX」が2018~2019年にかけて相次いで墜落事故を起こし、運航停止に追い込まれたことを引き金に業績が急激に悪化。 すでに発注した分のキャンセルも相次いでいる。 ボーイングなどはアメリカ政府や金融機関に総額600億ドルもの支援を求めた。 そこにコロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかける。 顧客である航空会社は売り上げが急減しており、今後新たな航空機の発注を控えることが予想される。 ボーイングの視界不良は晴れそうにない。 22年ぶりの最終赤字で債務超過に ボーイングの2019年12月期決算は売上高が前年同期比24%減の766億ドル、営業利益は19億7500万ドルの赤字だった。 純損失も6億3600万ドルとなり、最終赤字は1997年以来、22年ぶりとなる。 同期末は83億ドルもの債務超過に陥った。 こうした事態に陥った最大の理由は737MAXが運航停止になっていることだ。 2018年10月にインドネシアで、2019年3月にはエチオピアで相次いで墜落事故が発生。 いずれも乗員乗客全員が死亡する大惨事となった。 これを受けて同機は全世界で運航を停止。 新しい機体の納入が進まないほか、運航停止に対する航空会社への補償金も重荷になっている。 2020年1月には、「(737MAXは)道化が設計し、猿が監督している」と揶揄するボーイング社員のメールが見つかったと同社が発表。 「猿」とは航空機の安全を審査し、737MAXの不具合の審査をしているアメリカ連邦航空局 FAA を指すとみられる。 墜落事故への反省の気持ちのないボーイングの体質にアメリカ議会からも厳しい批判の声が上がる。 737MAXの運航再開についてボーイングは2020年夏以降を目指すとしているが、さらに遅れる可能性もある。

次の