刀剣 乱舞 pixiv。 刀剣乱舞 涙腺崩壊

刀剣乱舞 (とうけんらんぶ)とは【ピクシブ百科事典】

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忙しない空気があたりを包む。 ピーという長い機械音が鳴り響きそれはさらに加速した。 それでもその中心の人物は静かに、ただ静かに眠っていた。 「1時14分…ご臨終です」 その言葉に続き多くの泣き声が聞こえた。 ごめんね、悲しませてごめんなさい。 そう思うのもつかの間、心は穏やかなもので満たされていった。 目を開く。 というより呆けていたが意識が覚醒するというほうがしっくりする感覚だ。 (なんだろう…おっきな門だなぁ) 目の前にそびえ立つ門。 周りは白いもやの中にあるみたいに見えない。 門だけが自分の前にあった。 (私は今死んだから…これがあの世への門とかかな。 三途の川を渡るわけじゃ…あれ?) あごに手をやり考えると、門より気になること発見してしまった。 (手…顔も、シワがない。 若返った?あ、服装もなんかいつもと違う。 和服?っていうんだっけ。 こんなの着たことあったっけ?) 自分は天寿をまっとうした老婆だった。 そしてなによりこんな古風な様式の服は持っていなかったはずだ。 (まぁいいか。 これが冥土の土産ってやつなのかも…なんてね) 門に手をあてると意外に軽く、一人でも押し開けれた。 そうか、夢だろうなぁと一人納得して中に足を踏み入れる。 広がる景色は大きな日本家屋に和式庭園。 そしてひとりの青年が立っていた。 「おかえり。 やっと、会えたな」 白い布をかぶった青年がぎこちなく微笑む。 見え隠れする碧い瞳が少し揺れていた。 その声が耳に届くのと同時、多くの映像が流れ込んだ。 最初の出会いも、新しい仲間との出会いも、一緒に戦った日々も、戦いだけじゃない穏やかで幸せな日々も。 刹那とはこういうものなのだろう。 本当に一瞬だった。 すべてを思い出した。 「くにっ…ひろ!ごめ…わたし、どうして、おぼえてなか、った、ごめんなさい、あなたたちの、ことっ…忘れて…!」 すべてを思い出した途端、我が身を襲ったのは罪悪感。 どうしてあの日々を、あの人たちを、この人を、忘れてしまったのだろう。 「あんたのせいじゃない。 そういう決まりだった。 こうしてあんたが思い出してくれたんだ。 それだけで…っ、俺たちは…」 山姥切国広の目からも大粒の涙が零れ落ちた。 その涙は、その瞳は、なんて綺麗なんだろう。 「あなたが…泣くなんて…珍しいっていうか初めて見た…綺麗ね、国広、あなたの涙、きれい」 「綺麗とか……いい。 あんたになら、あんたの言葉なら…」 二人で抱きしめあって泣いた。 自慢の布でこれでもかと涙を拭いて汚してやった。 「おい、山姥切。 ずりぃんじゃないか?あんただけ大将を独り占めってのは」 「薬研…」 本丸の玄関から歩いてくるその少年は間違いなく薬研藤四郎だ。 あの頃見ていた余裕ある態度は少し崩れている。 目元が赤みを増し瞳が少し潤んでいた。 「大将、おかえり。 そんでお疲れさま」 「うん…っ、うん…!」 薬研藤四郎とも抱き合い、泣いた。 自分の目は壊れてしまったんじゃないだろうか。 いくら泣いても涙が止まらないのだ。 「主!」「主君!」「主様!」「主!」「主さん!」 声が重なる。 玄関からは続々と短刀たちをはじめ多くの仲間が駆け寄ってきた。 次々に再会の挨拶を交わしては泣き、抱き合っては泣いた。 せっかく再会できたのだから笑いたかった。 でもそれは叶わず、みんなで一塊になってやっぱり泣いた。 泣いて、泣いて、落ち着いたところで、ようやく笑った。 「主、このまま立ち話でいるのもなんだし、中に入ってゆっくりしよう」 「ん。 ありがとう」 蜂須賀虎徹に促され、平野と前田に手を引かれ歩みを進める。 敷居を跨いだ先で目に入る景色が、吸い込む匂いが、本丸に帰ってきたんだという実感を色濃くさせた。 「さぁ、茶でも飲んで落ち着こうじゃないか」 「茶菓子もいいのがある。 舌と目で存分に堪能しよう」 「えぇー、ちょっとお堅いんじゃない?それ。 もっと気軽に食べられるものない?」 「ポテチなかったっけ?」 「却下だ。 雅じゃない」 「お茶にポテチはちょっと…」 変わらない。 あの頃見ていた個性のぶつかり合い。 懐かしくて微笑んだつもりが、また涙が流れ出てしまった。 もう慣れたもので流れる涙に自身が驚くこともない。 「だーめ。 袖なんかで拭いたら赤み増しちゃうよ?」 静かに袖で拭おうとしていたら加州清光にハンカチを差し出される。 「…ん、ありがとう」 微笑みかけると、同じように微笑み返してくれる彼の凛としていながらも可愛い笑顔も変わらないなぁとしみじみ思う。 涙を拭きながら改めて周りを見渡す。 鶯丸と歌仙兼定がお茶を淹れてくれて、見目麗しい和菓子の横に、それぞれ食べたいものを持ち寄る中やはり存在が浮く大和守安定が置いたポテトチップス、せんべいを置く石切丸、干し芋をすでに食べている鶴丸国永。 声を出さずに笑っていると手に冷たいものが触れる。 少しびっくりしながら目を向けると、おずおずと小夜左文字が柿を持ってきていた。 「柿…嫌いじゃ、なかったよね…?」 そのうしろには江雪左文字と宗三左文字がカゴに数個の柿を入れて立っていた。 「いいね、全員分は無いかもしれないけど切り分けようか」 燭台切光忠がそれを受け取り台所に消える。 その背中を目で追っていると目の前にへし切長谷部が跪いて視界が彼でいっぱいになる。 手を取られ、湯のみを持たせられた。 「柿はあいつ任せて、先に飲んでいましょう」 「俺らも我慢できないしな」 「おい、同田貫まだ飲むなって」 「っせーなぁ。 喉渇いてんだよ」 獅子王がお盆に乗ったお茶を周りに手渡しする中、御手杵が先行しようとした同田貫をたしなめる。 飲もうと言ったりまだと言ったりどういうことなんだろう。 一人理解できぬままきょとんとしていると、三日月宗近が手を挙げ注目を集める。 「ではみんな、」 その一言に刀剣男士たちが一斉に主に目を向けた。 びくりと体をはねさせるのも気に留めず三日月が言葉を続ける。 「改めて…主よ、よく帰ってきてくれたな。 おかえりなさい」 乾杯の音頭だったらしい。 だがこんなので乾杯できるわけがない。 口々に紡がれる迎えの言葉にお茶を飲む状態ではないのだ。 涙が溢れては流れ落ち、息が上手くできなくて苦しい。 ああ、これで呼吸困難になってまた死ぬのかもしれない。 それもいいかと心のどこか冷静なところで考える。 みんなに囲まれて死ねるだなんてこれ以上に幸せなことがあるだろうか。 「おんしはまっこと、涙もろいやっちゃのぅ!」 そう言って背中を叩く陸奥守吉行だって笑いながら泣いている。 その笑顔につられて頬が緩むがやっぱり涙は止まらなかった。 遅れて合流した燭台切光忠に柿をすすめられて食べるも甘じょっぱい。 少しおかしく感じて小さく笑いが漏れた。 みんなも同じように甘いだけではないようで、いつしか大広間には笑顔が溢れていた。 おいしい。 今まで食べた柿の中で一番おいしかった。 そこからはゆっくりするどころではなくなってしまった。 次郎太刀がお酒を持ち出し、それに乗った日本号がつまみを持ってきたことで、ティータイムの気配は一切なくなりどんちゃん騒ぎの宴会が始まった。 明るいうちから飲んで、誰からでもなく始まった宴会芸で笑って、月見酒をしたのは記憶にある。 いつの間に寝てしまったのか気付けば翌日の昼前だった。 少し拍子抜けしてしまった、というのが本音だ。 最後のときをみんなと迎えてそして意識も手放すものだと思っていたから次の日またみんなの顔を見られるとは思っていなかったのだ。 見渡せばいまだ寝息を立てる男士たち。 短刀は…さすがに部屋で寝ているか。 一期一振がそこはちゃんとしたのだろう。 顔を洗いたいし、できることなら着替えもしたいが…と考えつつ使っていた離れへ向かう。 自室に到着すると予想外にもタオルどころか着替えも数日分ある。 というかここにいたときとなんら変化がない。 「まだここにいていいってことかな…」 ぽつりと呟き、そこで深く考えることをやめた。 きっとなるようになるのだろう。 私がここに戻ってこれたように。 それからはあの頃と同じような毎日だ。 違う点があるとすれば出陣も演練も遠征もないことくらいか。 それでも好戦的な面々の希望からくじで班を決めて6対6で手合わせしたり、時には誰かかれか乱入して6対6でもなくなったりして。 畑仕事をして、途中で遊んで、泥だらけになって、水浴びしながらまた遊んで。 驚かされたり、驚かすのに加勢したり、やりすぎて怒られたり。 買い物にいって贈り物をしたり、されたり。 戦いのない、ただみんなと笑って過ごす日々。 いつかは来るだろう終わりは、怖くなかった。 むしろそろそろかもなぁと思っていたくらいだ。 その日もそれまでと変わらない幸せな時間を過ごし、夜にはみんなにおやすみなさいを告げて、いつも通り穏やかな気持ちで床に就く。 最後の最後までみんなと過ごせて、私は本当に幸せ者だ。 私に50回目の朝は来なかった。

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【刀剣乱舞】ツッコミが追いつかない!?腹筋崩壊イラスト漫画の感想

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実在の蜻蛉切についてはを参照の事。 プロフィール 「ただ今馳せ参じました。 蜻蛉切と申します。 いつでも出陣の準備は出来ております。 」 刀帳 65番 種類 レアリティ 3 刀派 村正 刀工 藤原正真 身長 198cm 声 絵 天下三名槍のひとつで、村正の一派である藤原正真作の槍。 笹穂の槍身で桶に美しいとが描かれている。 名の由来は穂先に止まった蜻蛉が両断されたという逸話から。 大きななりだが、性格はで。 の唯一の理解者。 後に、では「千子村正の唯一の理解者」と書かれている。 キャラクター像 に登場するの一つ「」からデザインされた。 とも謳われるを数多く作った・の分派により作られたではあるが、蜻蛉切自身はの愛槍であったためか、堂々とした姿の真面目な・といった人柄である。 屈強な外見に反して、主であるに対しては穏やかな物腰で接し、で紳士的。 本丸では 「はっ、お呼びでしょうか?」「自分はここに。 いつでもお声をかけてください」と主君の側に控えて従う頼もしい忠臣の姿勢。 戦闘でMVPを取った際は 「武功を立てるは武人の役目。 当然の働きをしたまでです」と謙遜を見せ、ランクアップで強くなった際には 「主よ、貴方に天下無双の名前が与えられるよう、精進します」といって主君を立ててくれる(何気にここでは二人称で呼んでくれる)。 敵や仲間に対しては雄々しい武人然としており、 「総員、気を引き締めろ!」「いいな、敵の油断をつく!」というように仲間の先頭に立ち号令をかけている台詞がよくある。 ログインボイスでも主が帰還したと言って皆に集合の号令をかけている。 演練では 「訓練で気を抜けば、それが実戦でも癖として出るぞ」と隊員の気を引き締めさせる厳しい顔もあるが、手合せでは相手に 「さあ、胸を貸そう。 かかってこい!」と爽やかな対応をしており、同じ臣下に対しても気持ちのいい武人らしさがある。 「そうですなぁ…自分は他の槍よりも、幾分か背が高いかもしれませんな」とに話す台詞があるが、通常の槍は4. 5メートルほどなのに比べ、蜻蛉切は柄の長さ2丈余(6メートル)と、本人が言う通り背が高い槍であった。 しかし忠勝の晩年には体力の衰えから、3尺余り柄を短く詰められたという。 2015年8月11日に回想イベントが実装された。 同じ天下三名槍である・と共に出陣すると発生し、彼らの男っぽい会話が聞ける。 本丸での台詞の中に「みな誤解していますが、村正は悪い奴ではないのです」とあるが、2015年8月28日に一般発売された公式設定画集『刀剣乱舞絢爛図録』において蜻蛉切が 「妙法村正の唯一の理解者」であると明かされた(2016年5月10日以降に発売された第3版では 「村正の唯一の理解者」と変更されていた)ため、村正がであることが確定した。 そして2017年1月4日にの。 彼の紹介文によると「同じ村正の一派である蜻蛉切の心配の種でもある」とのことで、絢爛図録の設定文にある「村正」はこの「千子村正」と思われる。 実際回想では会って早々に脱ごうとする彼に 「脱ぐな!だからお前は誤解されるのだ!」と即座に間一髪窘めを入れており、扱いには割と慣れている様子。 2019年9月24日には元主の嫡男・本多忠政の所有刀であるが実装。 彼からは 『蜻蛉切様』と呼ばれ、大変慕われている。 一口団子ボイスでは 「ありがとう、ございます。 …あ、いえ、甘いものが苦手とか、そういう訳では…」と審神者から甘味を与えられたことに戸惑いを露わにしており、甘いものが好きなのか苦手なのかは判別しにくい反応であった。 他の刀剣男士の反応からすると一口団子は物凄く甘いらしく、大福が好物となっている後述のとは異なるようだ。 過去にニトロプラスの氏は「ゲームをプレイする審神者にそれぞれの本丸があるように、メディアミックスも参加する現場の数だけ本丸が存在する」と答えており、その表れと思われる() 他にも、媒体によってピアスの設定が異なるや、とは汚れ仕事の意味合いが異なることを匂わせるなどもその例に含まれる。 ゲームにおける性能 現在三人いるの内の一人。 生存・衝力が現在全キャラ中トップを誇り、また槍男士の特徴である攻撃範囲「縦」により敵本体に直接ダメージを与えやすいため、敵も刀装を付ける後半マップや演練では大いに戦力になる。 大器晩成型であるため序盤こそ苦労するが、育成をしっかりすれば頼もしい存在になる。 メディアミックスの活躍 「とある本丸」の41番目に顕現した男士で、第8話にて初登場。 に「しあわせの青い鳥」の絵本を読み聞かせたり、日本号・御手杵と共に青い鳥の捕獲に勤しんだ。 また『花丸』のみの設定かもしれないが、他の刀剣男士に対しては一人称が 「俺(己れ?)」になる事が判明した。 2019年7月末に彼の極が実装された際に戦場の偵察において「俺」と1人称を発したことにより『花丸』だけの設定ではなくゲーム版に沿っていた模様。 他にもがより背が低く描かれていたのが話題になったがこちらも後に図録で判明した際にゲーム版に沿っていた例の1つ。 メイン男士の一人として登場。 と共にに召喚されて早々、凄まじい特攻で敵を蹴散らした。 戦闘後は審神者の勅命でが隊長を務める第二部隊の一員となる。 好きな食べ物がだったりオランダのに興味を抱く等、所々でを発揮している。 「活撃」での一人称は原作同様に 「自分」。 五話にての大太刀(明言はされていないが恐らく強さは「甲」)と戦った末、 自身も致命傷を負った上に本体の刀身にヒビが入った為、審神者の誰もが恐れたが危ぶまれた。 しかし続く六話で本丸に帰還後、すぐに審神者に手入れしてもらい何とか一命を取り留め、八話で療養を経て戦線復帰を果たした。 最終話での第一部隊との共同作戦ではと共に多くの遡行軍を屠り、大太刀にも後れを取る事なく戦い抜いた。 演者:spi 関連イラスト.

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刀剣乱舞 (とうけんらんぶ)とは【ピクシブ百科事典】

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概要 DMM. 二振りで出陣すると回想9『神剣までの道』を見ることが出来る。 (ステージはどこでもよい) アニメでは一話から共に出陣し、「石切丸さん」「青江さん」と呼び合っていることが判明。 もうひとつのアニメ化作品では、6話の本丸シーンで会話を交わしながら朝食を運ぶ二振りの様子が見られた。 ミュージカル刀剣乱舞でも共演し、こちらでは「石切丸さん」「にっかりさん」と呼び合っていることが判明した。 また、 リンク先外部サイト は本作のにっかり青江を「石切丸の理解者」と評している。 共通点 石切丸とにっかり青江に史実上の関わりは一切ない と思われる。 また刀派・刀種にも接点はなく、作刀年代や地域も異なっている。 現存する同名の刀剣が共に「重要美術品」に認定されているところが共通点であると言えなくもない。 体格差 図録にて判明した人の身での身長差は22cmである。 関連イラスト.

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